家を建てるときに土地の広さがどれぐらい必要かなんて知る由もありません。広ければ広いほうがイイと思っていましたが、購入費用も外構費用も固定資産税も余分にかかってしまいます。
わたしも、坪と畳と平米の違いすら分からなかったんですから。
その後、分からないまま土地を手に入れ家を建ててしまったのですが、偶然にも一番ベストな広さを手に入れてたことに気付いてしまったんですよ！
●60坪の駐車場と家と庭の参考図
●60坪の土地に家を建てる費用例
ここでは、約60坪の土地を手に入れて家を建てたわたしが、この広さの土地なら駐車場も家も庭もちょうどイイ広さになるんだよというお話をさせてください。
今注文住宅を計画中の方で、土地の広さについて迷っている人、ほんのちょっとだけわたしの大きなひとりごとにお付き合い下さい。
60坪の土地はこんな大きさ
60坪は何平米かといえば、約200平米となります※正確には198.347平方メートル
寸法で表すと間口12mなら奥行き16.5m、間口10mなら奥行き20mぐらい。この60坪という土地の大きさが広いか狭いかと問われると、家を建てるにはジャストサイズだったのです。
土地は60坪がイイですよ
60坪の土地なら出来ること
ここで、60坪の土地で出来たことをお伝えしておきます。
うちの土地がちょうど60坪ぐらいの北側道路。この広さの土地に家を建てると、家のサイズはもちろん、駐車場も庭も隣家との距離もちょうどイイ感じで家が建てられるんです。
●庭は日当たりも遊びも十二分
●東西の隣家との距離も無問題
駐車場は並列駐車で4台可能
まず、駐車場は車を並列に4台停めることができます。
駐車場の幅は1台最低2.5mは必要で、3mもあれば十分。ということは、間口10～12mあれば普通自動車でも4台可能。軽自動車を含むのなら玄関アプローチも作れる広さです。
庭は日当たりも遊びも十二分
次に、南隣家との間を5m離し冬の日当たりも確保できます。
日当たりを考えると南隣家との距離は5～6ｍは離すのが普通らしいですが、それぐらいの庭を南側に作ることができます※8畳のウッドデッキ＋3mの巨大プール＋物置きでも余裕の広さ
東西の隣家との距離も無問題
最後に、東西の隣地境界線から1mほど離すことができます。
民法では50cmは離しなさいとのことでギリギリ狙いで建ててる家もありますが、60坪もあれば1mほど開けても余裕で家が建てられます。これなら、ご近所トラブルが起こるリスクも減ります。
60坪の土地ってむしろ広いのかも
忘れちゃイケない建築ルール
ただ、忘れちゃイケないのが建ぺい率と容積率。
その土地のルールとして建ぺい率＝建築面積、容積率＝延床面積の限度が設けられています。しかし60坪も土地があると、一般的な建ぺい率60容積率100なんて余りまくっちゃいます。
豪邸じゃなきゃ余裕のルールです
60坪の土地の家のイメージ
ここで、60坪の土地に家を建てるとどんな感じになるのか作成してみました。
土地は間口12m×奥行き16.5のちょうど60坪を想定。その土地で駐車場、家、庭はどんな感じになるのか….ここでは北道路と南道路を例にして見ていきます。
●一階が22坪の一階完結型も
●平屋でも30坪の家が現実的
総二階なら35坪の家も可能
まず、総二階なら駐車場4台に延床面積35坪も夢じゃない。
この図では33坪ですが、1台軽自動車にして少し家を張り出せば35坪も可能なレベル。60坪の土地に35坪の家、そして南隣家から5mを離してできる広い庭。これが北道路でも可能なんです。
一階が22坪の一階完結型も
次に、一階完結型の「ほぼ平屋」も頑張ればできます。
駐車場3台にし庭を4mぐらいに狭めたら一階は22坪まで広げる事も可能。そうすると、二階は子供部屋だけという「ほぼ平屋」どころか40坪の家も可能な広さです。
平屋でも30坪の家が現実的
最後に、平屋でもギリギリ30坪が可能な広さです。
さすがに日当たりを重視すると南道路は必須ですが、駐車場2台と庭をちょっと設けた平屋なら最大30坪もイケそうです。平屋で30坪って世間的には広め、わたしのイメージでは豪邸ですからね。
こんなイイ整形地はないけどね
60坪の土地の間通りを依頼
結果、理想の地域で60坪の土地を手に入れることが出来たなら、もう家は成功したといっても過言ではありません。後は間取りを自分好みにカスタマイズするだけです。
もしこの記事を読んで、60坪の土地を手に入れたいという人がいるのであれば、間取りはプロに依頼してみましょう。
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土地と家と庭の費用の目安は
ここで、みんな気になる60坪の土地に家を建てる費用を伝えておきましょう。
費用は合計で約3,000万円でした。うちみたいな車必須の地域でこだわりと見栄さえ捨てれば、土地600万円（坪単価10万ほど）、家2,000万円、外構300万円ぐらいで家は十分建つんです。
これ以上は高過ぎですよ
まとめ
注文住宅を建てる際、60坪の土地の広さについてのお話でした。
土地は広くても狭くてもデメリットしかありません。もしまだ土地が決まっていないのなら、ジャストサイズである60坪前後の土地を狙って探してみてはいかがでしょうか。
今回の記事を読んで考えた結果、土地の広さは60坪狙いで探して購入しました！って言われる日を心待ちにしております。
60坪がちょうどイイんすよ
パパオミより
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