パントリーってあったら便利だけどなくても平気、そんなものだと思いませんか?昔の壁付けキッチンに比べると今の対面キッチンは、背面収納という壁一面の収納力があるんですもん。
わたしも、昔はパントリーなんていらないと豪語していました。
しかし、パントリーのない生活をし始めて早や4年が経過したころ、やっぱりパントリーはあった方が良かったなと後悔し始めました。だって収納に不満しかないんですもん!
●パントリーのない家に住んだ結果
●これからパントリーを作る人達へ
ここでは、パントリーなんていらないとほざいていたわたしが、住み始めたらパントリーめっちゃいるじゃんって気付いてしまったというお話をさせてください。
今注文住宅を計画中の方で、パントリーを作るかどうか悩んでいる人、ほんのちょっとだけわたしの大きなひとりごとにお付き合い下さい。
元パントリー不要論者でした
わたしは、パントリー不要論を唱えてたうちのひとりでした。
そもそも在庫管理ができず、賞味期限を楽勝に切らすのは目に見えていたし、そんな余分なスペースもない。総合的に判断した結果パントリーのない家を建てたのでした。
最初はいらないって思ったよね
こんなパントリーはいらない
いらない派になったのは、インスタで調べまくった結果でした。
「パントリー大成功」「パントリーおすすめ」「パントリーやってよかった」など多くの投稿を見ていくうちに、逆にこれならパントリーはいらんなって思ったのです。
●吊戸棚をなくし見せる収納に
●キッチンと無関係な物を置く
冷蔵庫などの家電を隠しがち
まず、家電を隠すためにパントリーを作ってる人が多かった。
冷蔵庫や冷凍庫、炊飯器に電子レンジ。これら家電をリビングから見えないようにしようとする傾向、これは逆に使いにくくなりそうで共感できませんでした。
吊戸棚をなくし見せる収納に
次に、吊戸棚をなくしてまでパントリーを付ける風潮。
背面の吊戸棚をなくして飾り棚にし、パントリーを設ける…それって収納力が逆に減ってないのかと思っちゃいました。そもそも何か飾るほど丁寧に暮らしてないしって感じ。
キッチンと無関係な物を置く
最後に、キッチンで使わないものを置き始めていること。
Wi-Fiルーターや文房具、さらには掃除道具やルンバ基地。当然食品も置いているんでしょうが、それってパントリー=食品庫じゃなくて、ただのリビング収納じゃんって思ったのです。
こんなパントリーはいらんと
パントリーがない家の終着駅
結局、パントリーがない家で暮らし始めるといろいろ不便が見えてきます。
パントリーのない家を作ると、おそらくうちと同じような悩みを抱えることでしょう。今生活をしてて特に気になる点をピックアップしてみましたので参考にしてください。
●よく使う鍋も高い場所に置く
●乾物が引き出し内でパンパン
●泥付き野菜を土間に置いてる
●そばやパスタなどがシンク下
●冬はパン類を玄関に置きがち
お米や飲み物の置き場が迷子
お米やペットボトル飲料など、重い物を置く場所に困ります。
お酒は飲まないから大丈夫と思ってましたが、妻が炭酸水をめちゃくちゃ買ってきます。さらに米を置く場所もここでイイのかと思いながら、食器棚の下段に収納しています。
よく使う鍋も高い場所に置く
収納不足で頻度の高い家電調理器も高い所に収納してます。
ホットプレートは週一、鍋は冬に週一、ゆで卵機も週一以上使っているのにも関わらず、かなり上に収納せざるをえない状況です。取り出しやしまうのに一苦労+危険です。
乾物が引き出し内でパンパン
乾物の袋の高さが合っておらず、引き出すときに絶対引っ掛かるというストレス。
袋系のわかめやふりかけ、ほんだしやコンソメなどの調味料を背面収納の引き出しに入れていますが、使うときに毎度毎度引っ掛かってイラっとしてます。
泥付き野菜を土間に置いてる
野菜をもらったら取り合えず玄関土間に保管してしまう。
冬場は泥がついた野菜をよくもらいますが、冷蔵庫に入りません。さらに土まみれなので土間に置いてます。キッチンにないから存在忘れがちで、結局また買っちゃうんですよね。
そばやパスタなどがシンク下
シンク下にそばやパスタ、そうめんなどの乾麺類を置いちゃいがち。
高さ的にちょうど置きやすいのでシンク下にしてますが、アルミホイルの横が食材ってどう考えても異常。やめたいけど他に場所もないしって感じで我慢しています。
冬はパン類を玄関に置きがち
冬にはパンを玄関ホールに置いちゃうという暴挙にでます。
冬のリビングってエアコンで20度を超えてるので常温の食材は傷みやすいかと思い、比較的ひんやりとする玄関ホールにパン類を置くのです。来客来たらビックリしますよね。
パントリーのない家はこんなもんよ
パントリーがないデメリット
ここで、パントリーがないデメリットについて簡潔にまとめます。
上記不満を分類に分けると大きく2つに分別することが出来ます。そして新たに2024年にパントリーが欲しくなるきっかけもあり、計3つのデメリットがあると感じました。
●高い場所は椅子が必要で危険
●災害時の備蓄スペースがない
食材が点々とし管理しにくい
まず、収納不足により食材が点々としてしまう。
厳密には収納は足りているかも知れませんが、使いやすい位置に収納できないのが困りもの。特に玄関に置く、土間に置く、シンク下に置くなんてダメダメでしょ。
高い場所は椅子が必要で危険
次に、高い場所に置くのはやっぱり危険です。
毎回椅子を持って来るのも面倒なので、無理やり背伸びして取ろうともします。そのとき、物が落ちてきて顔に当たったらと思うと無理は禁物。めんどくさいとの狭間で葛藤しています。
災害時の備蓄スペースがない
最後に、災害時の備蓄のスペースがないということ。
2024年の能登半島地震、これにより防災グッズ、飲料水や非常食の備蓄に本気で考え始めています。残念なことにキッチンにそのスペースがないことが悔やまれます。
パントリーってやっぱいるよね
パントリーは一畳でも作ろう
結果、管理ができないとか場所がないと言い訳して、パントリーをいらないと判断してしまったことを後悔しています。せめてたった一畳でもあれば十分すぎるパントリーになってたのかなと。
もしこの記事を読んで、パントリーを是が非でも作るぞという人がいるのであれば、プロに間取りを依頼してみましょう。
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もしパントリーを作るのなら
ここで、もしパントリーを作るならと妄想してみました。
パントリーがない家で後悔したからこそ、その後パントリーが欲しくていろいろ調べてみました。パントリーを成功させるため次のポイントを重視してみてはいかがでしょうか。
●造作棚は頑丈な板を使用する
●パントリーの中に床下収納を
玄関土間からつながる動線に
まず、パントリーの場所は玄関とキッチンの間が鉄則。
パントリーは玄関からもキッチンからも遠い場所では能力を発揮できません。動線を短くし重たい荷物を運ばなくていいように、そして土間にも食材を置けるように配置したいものです。
造作棚は頑丈な板を使用する
次に、棚板は頑丈なものを使用すること。
パントリーは可動棚を造作している人が多いですが、決まって重いものを置き過ぎて板が反ってしまったって後悔が多発しています。幅はせいぜい90cmまでにしたいところ。
パントリーの中に床下収納を
最後に、床下収納をパントリーに入れましょう。
床下収納はあって助かってはいるのですが、キッチンマットも敷けず場所は納得していません。これをパントリーに設置出来ればスッキリしてイイのかなと思ってます。
妄想してるときが一番楽しいよね
まとめ
注文住宅を建てる際、パントリーについてのお話でした。
いっぱい考えてパントリーは不要と判断したはずが、実際住んでみると欲しくなるなんて皮肉なものです。もしまだ間に合うのならパントリーを設置してみてはいかがでしょうか。
今回の記事を読んで考えた結果、小さいけどパントリーを設置して正解でした!って言われる日を心待ちにしております。
うちはなくて失敗したけどね
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