玄関ポーチってどこを囲えばいいんだろう。実家は屋根があるだけで囲いがないタイプなんだけど、風でドアが開かないわ、雨が降り注ぐわ、直射日光で暑いわでイイとこなし。やっぱりガチガチに囲うべきなんだろうか…って考えてるママ、お待たせしました。
結論から言いますと、玄関ポーチは囲い過ぎには要注意です!
注文住宅を建てる際、玄関ポーチの囲いを最強の防御力にしようと考えているあなた、ちょっと待って。ここでは、囲いをコの字にしてしまったわたしが、駐車場までのルートを考えたら失敗したかなと思った理由についてお話をさせてください。
今注文住宅を計画中の方で、玄関ポーチの囲いをどうするかで悩んでいる人、ほんのちょっとだけわたしの大きなひとりごとにお付き合い下さい。
玄関ポーチって意外にも重要
玄関ポーチとは玄関前の空間の事。これが意外に重要なんです。
玄関ポーチは室内に入るための準備する場、外だけど中のような役割が欲しいところ。雨や雪の時に傘を差さなくてもいいように、庇(ひさし)だけが付いている家も多い。しかし個人的にはそれでは不十分。玄関を風や直射日光からも守るべきだと考えてました。
守りの要ってヤツですね
玄関ポーチの囲い方を考える
そこで、玄関ポーチをどう囲うのか考えてみました。
庇もしくは屋根があるのは当然として、北側道路に面している玄関の場合、残り北面、西面、東面の壁を設置するかどうかが悩みどころ。周りを見ているとシンプルに玄関の屋根だけって家も多いのですが、それではわたしは満足出来ませんでした。
玄関のドアは道から見せたい
玄関ドアは道路から見せたくて、北側の壁はやめました。
玄関前に壁を作り道路から玄関ドアが見えない家もありますが、個人的にはちょっと違和感。初めて来る人が「あれ?入口どこかな?」ってならないようにも、玄関ドアは見えるようにしておきたい。せっかくの通風採光ドアの意味もなくなりますしね。だから北側の壁はやめました。
北風と西日対策に西壁を設置
自然の猛威を遮るため、西壁の設置は必須でした。
うちの地域では、冬の北風、夏の西日、どちらも北西から訪れることは調査済。よって、冬の北風でドアが開かないとか吹っ飛ばされないように、夏の西日でドアが灼熱にならないように玄関ポーチには西の壁は絶対に必要だと考えました。
L字にすると柱が必要だって
東壁はぶっちゃけ不要でしたが、柱は必要ですよと言われました。
玄関ポーチには屋根と西壁、これだけでイイかなと思ってたのですが「それだと強度不足なので東側にも柱は必要です」だって。L字にして開放感を出したかったけど、柱がつくのがちょっと嫌。いっそのこと東の壁を作ってしまおうか…。
●北風と西日対策に西壁を設置
●L字にすると柱が必要だって
L字にするかコの字にするか迷う
玄関ポーチをコの字型で設計
悩んだ末、玄関ポーチはコの字にしました。
やっぱり東側に柱だけは必要ってのが許せなくて、もう壁にしちゃいました。きっと風の吹き荒れる日は北東から吹き込む事もあるでしょう。その時には東の壁が雨風を防いでくれることを期待して。結果、うちは3方向を壁で囲って最強の防御力を手に入れました。
これ以上ない防御力になった
コの字の囲いで後悔してる事
築3年目にしてコの字にした事を後悔し始めました。
車が4台並列に駐車できるよう計画した我が家、わたしはこれまで一番右(西)に車を止めていました。ただ夏場になると朝日がバチバチに当たるので、築3年目にして初めて隣家で日陰になる一番左(東)に車を止めてみたのです。ここで囲いの失敗に気付いたのでした。
通路が確保されておらず狭い
車を複数駐車していると運転席までの通路が狭い。
敷地上玄関ポーチと車までの距離が満足に取れず、後から運転席に行こうとするとめちゃくちゃ狭い。通路幅は30~60cmほどしかなく、車を最大まで後ろに止めてしまうとカニ歩きで移動しなければなりません。これは完全に想定外でした。
曲がりくねったクネクネの道
運転席までどれだけ曲がれば気が済むのでしょう。
東側の駐車場は運転席までの障害物が多く、クネクネ方向転換しなきゃなりません。玄関ポーチから出て右に曲がり、車にぶつかり右に曲がり、家にぶつかり左に曲がり、壁にぶつかり左に曲がり…と4回も曲がらなきゃなりません。もし東壁がなかったらたった1回曲がるだけでした。
車の正面を通り道に出る危険
運転席に乗り込むまでには、なるべく危険を回避すべきです。
普通に正面から回り込めば通路幅もありまっすぐなのですが、車の前を通ると急に動き出すリスク、道路に出ると通行車に衝突するリスクが考えられます。個人的には車は後ろから乗り込むべきだと考えると、やっぱり玄関ポーチの囲い方は失敗しましたね。
●曲がりくねったクネクネの道
●車の正面を通り道に出る危険
車へのルートを考慮してなかった
玄関ポーチの正しい囲い方は
やっぱり玄関ポーチの囲いは屋根と西壁だけにしておくべきでした。そうすれば、この東側の車の乗り降りで苦労することは避けられたはずです。もし、たかが玄関ポーチの囲いごときで失敗したくないと思っているのであれば、プロに間取りを依頼してみましょう。
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玄関ポーチを囲う時の注意点
玄関ポーチの囲い方、意外と奥が深かったのでした。
ただ雨風や直射日光を防げばイイと思ってましたが、駐車場へのアクセスも考えなければなりませんでした。凹んでいるような玄関ポーチならば考える必要もなかったのですが、うちみたいな凸している玄関ポーチは要注意です。
運転席までのルートを考える
玄関から運転席までどのような動線になるかを考えよう。
当初、西側に駐車した場合の動線は考えてました。帰って来て、ポスト確認して、玄関に入る。わたしがメインで使用している駐車場は文句なし。ただ、妻がメインで使用している部分については考えが足りませんでした。助手席側は乗りやすいですが、運転席は完敗ですね。
駐車場が満車の時も大丈夫か
すべての駐車場に車が止まった場合の動線も考えよう。
駐車場にすべて車を止めた場合の動線は問題ないかも重要。今回はこれを考えておらず、ただ一カ所の駐車場の動線のみ考えていたために失敗しました。もし4台止めた場合の動線も考えていたら、玄関ポーチの東の壁は不要な事に気付いたはずです。
囲いと動線のどっちが重要か
最終的には囲いと動線どっちを取るかも覚悟する。
例えば、西の壁や植栽が無い方が西側への駐車場の動線は良くなりますが、西の壁は自然から玄関を守るため必須と判断しました。このように、動線を取るか防御力を取るかの選択をする時がきっと来るでしょう。その時は迷わず囲いを優先させるべきだと思います。
●駐車場が満車の時も大丈夫か
●囲いと動線のどっちが重要か
注文住宅を建てる際、玄関ポーチの囲いについてのお話でした。雨、風、日差しを防ぐための囲いですが、囲い過ぎると駐車場までの動線が悪くなるかも知れません。個人的には囲いは最低限にして、動線を重視した方がいいのではないでしょうか。
今回の記事を読んで考えた結果、玄関ポーチの囲いは最低限にしておきました!って言われる日を心待ちにしております。
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