衣替えってめんどくさいよね。何が悲しくて毎年毎年シーズン毎に服を入れ替えなきゃならないんだって。家建てるなら絶対衣替えしなくてもいいように大容量のウォークインクローゼットでも作ろっと…って考えてるママ、お待たせしました。
結論から言いますと、衣替えをしなくてもイイ家って現実的には無理!
注文住宅を建てる際、衣替えなんていうムダな家事はしたくないですよね。わたしもそう思って間取りを考えたのですが、やっぱり現実的には0には出来ませんでした。しかし、たった1分で衣替えが終わる家にはなりましたので、ちょっとお話させてもらおうかと思います。
今注文住宅を計画中の方で、衣替えをしたくない人、ほんのちょっとだけわたしの大きなひとりごとにお付き合い下さい。
衣替えをやりたくもない理由
クローゼットの衣替えって皆さんまだしているのでしょうか。
わたしは昔からこの「衣替え」って行事の意味が理解できないまま、人生を折り返しました。ただ防虫剤の臭いを服に付けるためだけの作業なのかなとも思っています。ここで、なぜわたしが衣替えをやりたくないのか、やる気がでないのかをまとめてみました。
ズボラにはただめんどくさい
衣替えってただただ面倒でしょ。
今年一度も着なかった夏服を収納ケースに入れて、おそらく今年一度も着ないであろう冬服を出す。何をしてんですかと言いたい。そんな暇があったら昼寝でもしましょうよ。特にズボラと呼ばれる人間にはこの作業はめんどくさい。やるべきではない作業です。
直後に暑かったり寒かったり
衣替えした後、気温の変化で再度しまった服を引っ張り出す。
毎年衣替えは、暑くなる前の6月、寒くなる前の10月に行います。ただ、最近は異常気象なのかそれ以降も急に寒くなったり暑くなったりしますよね。風邪ひいた時なんか夏でも厚着したい時もあります。え…これって衣替えする意味あるんでしょうか。
季節外をどこにしまうか問題
結局、衣替えした服はどうしたらいいのか。
他の部屋に持っていくのが普通なのでしょうか。実家はそのパターンだったのですが、翌年にその服が再度使われる事はありませんでした(きっと置いた事を忘れてる)着てた本人も忘れてる。これでは衣替えは服を無くすための作業です。完全に無意味。
●直後に暑かったり寒かったり
●季節外をどこにしまうか問題
衣替えって絶対に無意味だよね
衣替えをするホントの理由は
衣替えをする理由を真剣に考えてみましょう。
洋服を今一度見つめなおし、服へ感謝の意を表し「ありがとう」と言うための儀式?日本独特の四季を重んじる行事?いやいやいや、ホントはただクローゼットが狭いから。一年分の服を入れるスペースがないから、衣替えという名の詰め込み作業を行っているだけなのです。
ただクローゼットが狭かっただけ
衣替えをしない家にする方法
ここで、衣替えが必要ない家について考えてみました。
衣替え、どう考えても必要じゃない作業。今と昔じゃ暮らし方が違います。昔からある伝統行事について、今一度見直しましょう。衣替えが好きな人は問題ありません。ただ、衣替えを嫌々している人、まだ衣替えしたいですか?しなくてもいい家をいっしょに考えてみましょう。
衣類が全部入る収納量の確保
単純に、大きな収納があれば衣替えをしなくてもいい。
大容量のウォークインクローゼット、これこそ世の女性の憧れでしょう。大きければ大きいほど嬉しいに決まってます。ただ、大豪邸でお金が無尽蔵にあればイイのですが、30~35坪程度の一般的な家ではそこまでのスペースを服に取れるかというと無理があるでしょう。
服の枚数は100着を目安に
服は100着もあれば十分だと計算してみる事。
年間休日は土日祝で120日。季節で割ると1シーズン30日。シーズンで上下10着もあれば、年間で同じ服を3日間しか着れません。てことは、年間80着もあれば十分。平日はテキトーで、オールシーズン着れるものを+20着=100着でも多いでしょ。これが服の量の目安です。
一人一間のクローゼット必須
収納の目安はひとり一間(1畳分の幅)だと言われています。
一間で入る服の量を家でやってみたところ、ハンガーパイプで60着、その下に収納ケースを置いて150着=約210着でした※冬服の量にもよる。さすがにこれだけあれば十分過ぎる量かと思います。これが収納サイズの目安になるはずです。
●服の枚数は100着を目安に
●一人一間のクローゼット必須
これが実現すれば衣替えは卒業だな
現実的には衣替えが必要な訳
ここまで調査したのに、やっぱり衣替えは必要になりそうです。
ひとり一間ほどの収納があれば最大200着ぐらいは収納できます。4人家族を想定すれば4畳のクローゼットがあれば衣替え知らずだという事。ただ現実はそんなに甘くはありませんでした。誰もが直面するこの問題、どう解決したらいいでしょうか。
二階収納では洗濯動線が地獄
二階にクローゼットを持って来ると、毎日が地獄です。
クローゼットって普通は二階に設けます。これで衣替えがなくなりチャンチャンって終わる予定だったのですが、これでは毎日洗濯物をしまうのが大変です。一階で洗濯して一階で干して一階で畳むのに、二階にしまう。これなら年に2回の衣替えをした方がマシでしょう。
一階にそんなスペースはない
なら一階にクローゼット?それはもっと無理難題。
一階ってLDK、和室、水回り、玄関。これらを入れるだけでほぼギリギリ(むしろアウト)4畳もの巨大なウォークインクローゼットを設ける余裕はありません。唯一確保出来たのはトイレ横の半畳ぐらいのスペースのみ。これでは一人分にも満たない。
シーズンで階を分けると最悪
シーズンで階を分けるのだけは、個人的には無理でした。
例えば、各階2畳ずつの大きさで、シーズンの夏服を一階のファミクロに置き、シーズンオフの冬服は二階のファミクロに。衣替えの時に入れ替えればイイって家を見て、これだ!って思いましたが、これって衣替えの時カオスになりませんか?わたしには無理と判断しました。
●一階にそんなスペースはない
●シーズンで階を分けると最悪
やっぱ衣替えは必要なのか…
平日分の服のみ一階に収納を
妥協案として採用したのが、シーズンの平日分だけ一階に収納する事。
半畳の幅の収納スペースに奥行40cmの棚を設置。そこに無印のやわらかポリエチレンケース・中とポリエステル綿麻混・ソフトボックスをぶち込みました。
このケースの中に、わたしは靴下3セット、下着3セット、上下ヒートテック2セット(夏はTシャツ3枚)しかありません。妻はインナー、パジャマ、下着、靴下。子供はそれプラス、保育園の服を入れてます。
つい最近、わたしだけの衣替えのタイムアタックをしてみました。夏服のシャツとくるぶしの靴下を捨てて、二階のウォークインクローゼットからヒートテックと長めの靴下を持ってきて投入、以上。たった47.98秒で終わりました。
これぐらいの衣替えなら、許容範囲ですよね。
こんな衣替えならめっちゃ余裕
衣替えをしない間取りを依頼
衣替えは出来る限り瞬殺で!それには一年分の服が全部入る一人一間の収納が必要です。この収納をどこに配置すればイイのかは土地次第となりますので、そこはちょっと考えなければなりません。もし収納の位置で失敗したくないのであれば、プロに間取りを依頼してみましょう。
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衣類収納のこれだけはタブー
計算上、うちの衣替えはすべて最小限で済むはずでした。
ただ、妻がせっせと衣替えをしているではありませんか!子供分を含めると2-3時間は上にこもってしてたような気がします。その原因を探ると…あ、そゆことねって感じ。さすがにこれをやられちゃおしまい。皆さんはこれだけはやっちゃイケない事をアドバイスさせてください。
200着以上も所有している
妻の服は推定300着は所有している…女優かよ。
先にも言いましたが、服の収納は一人一間で十分なはずでした。しかし妻は、倍、いや常人の3倍ほど服を所有しているバケモノクラスでした。それでも毎年服を買ってまだまだ進化し続けています。さすがにこの状態なら衣替えは必要に決まってます。
収納場所を増やして解決する
子供の服が溢れてきて、和室の床の間にタンスが置いてあります。
妻が2畳分のスペースを取っているおかげで、子供のスペースは半畳ずつになりました。そこに入りきらなかったものが一階の和室に侵食しています。収納スペースが足りなくなった時に収納を追加する。これが一番やっちゃダメな方法ですので気を付けましょう。
衣類を捨てずに売ろうとする
服なんて誰も買いません。さっさと捨てましょう。
売れもしない子供服を永遠にメルカリに出品し続け、なぜかメルカリから頻繁に子供服が届きます。え?ここのあるものは着ないのに?これではどんどんクローゼットはパンパンになり、衣替えどころかシーズンの服も入りきらなくなります。計画が大きく狂っちゃいました。
●収納場所を増やして解決する
●衣類を捨てずに売ろうとする
注文住宅を建てる際、衣替えの必要性についてのお話でした。衣替えはしなくてもイイというのは共通意見だと思いますが、現実的には無理がありそうです。なるべく衣替えの労力は最小限に抑えられるように、収納は一人一間は確保するよう配慮して頂けたらなと思います。
今回の記事を読んで考えた結果、衣替えが一分以内で終わる家にしました!って言われる日を心待ちにしております。
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