主寝室の広さってどれぐらいがいいんだろうか。最近の家はコンパクトで、家族全員で6畳以下の寝室で寝てますってのもよく聞くし。けど、そんな狭くてもホントに大丈夫なんだろうか…って考えてるママ、お待たせしました。
結論から言いますと、主寝室は出来れば8畳にしてください!
注文住宅を建てる際、寝室の広さについて「寝るだけだから狭くていい」と考えている人もいるかも知れません。ここでは、私があえて8畳を選択した理由について説明してみようかと思います。
今注文住宅を計画中の方で、寝室は狭くていいと考えている人、ほんのちょっとだけわたしの大きなひとりごとにお付き合い下さい。
個室はどんどん狭くなる時代
昔に比べ、個室は狭くてもいいという時代となりました。
皆が集まるようにリビングを出来る限り広くし、子供部屋は6畳→4.5畳、主寝室は8畳→6畳とコンパクトなのが主流。そんなコミュニケーション重視した家が、家族円満をつくる秘訣だそうです。
最近は狭い方が正義らしい
なぜ寝室は狭い方がいいのか
主寝室は狭くてもいいという意見を集めてみました。
主要な意見としては3パターンありました。これらの意見に合意した人たちが、あえて主寝室を狭くしてコンパクトな家を建てているのだと思います。まずは、狭い寝室のメリットを頭に入れておきましょう。
寝室は寝るだけの部屋だから
寝室は、寝るだけの部屋だから狭くてもいい。
よく聞くのがこの意見。寝室は寝るだけ、置くのはベッドだけ。ベッドさえ置ければそれ以上の広さは必要ないという事。ダブルベッド、もしくはシングルベッド二つ。これだけなら狭くてもイイよねと。
主寝室よりも他を優先したい
寝室を広くするよりも、リビングを広くしたい。
間取りは有限で弱肉強食。どこかを広くすればどこかを狭くしなきゃいけません。それなら寝室は狭くても、皆が集まるリビングダイニングを広くしたり、ランドリールームを作った方が快適でしょうと。
狭い方が落ち着くという心理
狭い部屋の方が落ち着くという心理。
動物の本能からか、狭い部屋って落ち着きますよね。昔はムダに押入れで寝てみたこともあります。もしかすると、だだっ広い寝室よりも狭苦しい寝室の方がよく眠れるのかも知れません。
●主寝室よりも他を優先したい
●狭い方が落ち着くという心理
うーん、狭くてイイかもしれん
主寝室の使い方を考えてみた
一般的に寝室が狭くてもいい意見は把握しました。
重要なのは自分がどう考えるかということ。100人中99人が主張しても、自分の考えが違うのであれば間取りはそっちが正解です。ここで、改めて自分が主寝室をどう使いたいのかについて考えてみました。
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家族が集うセカンドリビング
主寝室は、二階のリビングと考えています。
主寝室はただの寝る部屋ではなく、家族全員が集まる第二の場所、いわゆるセカンドリビングなのです。寝る前の家族団欒はもちろん、テレビが一時的にかぶった時などに使用する部屋なのではないかと考えています。
夫婦が個人として過ごす部屋
主寝室は、寝る部屋なのではなく夫婦の個室です。
子育てのストレスから唯一開放される精神と時の部屋。テレビを置いてゆっくりするもよし、机を置いて書斎にし仕事をするもよし。夫婦水入らずで話さなきゃならない事もあるかと思います。そういう部屋です。
家関係の重要書類の保管場所
主寝室は、契約書類の保管場所にも適しています。
電気ガス水道や保険など、家には捨ててはいけない書類がそこそこあります。そういうものは絶対に他人が侵入しない超プライベート空間である寝室に保管するのが安全。その絶対領域が主寝室なのです。
●夫婦が個人として過ごす部屋
●家関係の重要書類の保管場所
ホテルのツインルームが理想
広さ別主寝室のレイアウト例
さらに、寝室の広さによってどんな家具配置になるのか想像してみる。
家族全員で寝るとなるとダブルベッドひとつでは無理ですので、ひとまずセミダブルとシングルを並べて配置する事を想定しています。下記に右から4.5畳、6畳、8畳の主寝室を作ってみました。
4.5畳でもベッド2台可能
意外に4.5畳でもベッドはふたつ入ります。
通路幅も40~50cmは確保できそうなので、カニ歩きと足元からのダイビングは必要にはなりそうですが、置けない事はない。ただ扉が干渉しそうなので要注意。外開きか引き戸が無難かも知れません。
6畳ならベッド3台もイケる
6畳はそこそこ余裕があるのが分かります。
セミダブル+シングル、さらに標準サイズのベビーベッドを置いても大丈夫。ベッドの配置次第ではダイブする必要もありません。ただし、他の物を置く余裕はなく、ベッドだけの部屋と割り切る必要はあるかも知れません。
8畳なら理想の主寝室が可能
8畳は理想のすべてが叶う広さです。
各ベッドへはカニ歩きしなくてもいい通路幅が確保され、サイドテーブルも置け、寝ながらテレビも見れる。正面にはローチェストを置いて、さらにデスクを置く余裕もある。わたしが思い描く主寝室はコレでした。
●6畳ならベッド3台もイケる
●8畳なら理想の主寝室が可能
主寝室はやっぱり8畳が正解
最終的に、やっぱり主寝室は8畳にしました。
ベッドへのアクセス、チェストやテレビを置いても圧迫感なしでレイアウト的には正解だったとは感じてます。今のとこ子供が小さいので夜中にテレビを見る事はなく、ホント寝るだけの部屋となってます。
ただ、住み始めて気付いた問題点がひとつ。
4人家族全員で寝ると、8畳でも息苦しいと感じるときがあります。二酸化炭素濃度が高いのか、気密性が高いのか、気のせいなのか。これは多少なりとも健康を害してますので、無視せず調査します。
もっと広くても良かったカモ
広い寝室がある間取りを依頼
主寝室は、8畳あれば使い勝手大幅UPは間違いなし。個人的にはそれ以上でもイイと思っています。しかし、予算の都合上そんなに寝室を広くは出来ないってのであれば、プロに間取りを依頼してみましょう。
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6畳と8畳ではどっちがいい
人生の1/3を過ごす寝室、広いに越したことはありません。
しかし、敷地や予算の関係上、どうしても狭くせざるを得ない部屋が寝室なのかも知れません。最後に各広さごとのアドバイスでもさせて頂きますので、こいつ何か言うとるわぐらいの感じで聞いてください。
4.5畳はミニマリストだけ
4.5畳の主寝室、これはかなりの冒険です。
ドアの開閉、換気の状態、通路の確保は注意して考えなければならず、他に空気清浄機や扇風機、サイドテーブルなど置くつもりがないのかも検討しておいてください。ベッドだけならばイケなくはないです。
夫婦二人だけなら6畳でも可
6畳の主寝室、二人だけならベストかも知れません。
エアコンの効きもよく、無理すればシングルベッド3台も置ける広さ。テレビは置けませんが、プロジェクターを設置しシアタールームも可能。ただ、もしかすると家族全員で寝るに息苦しいかも知れません。
家族で寝るならやっぱり8畳
8畳の寝室、やっぱりこれが無難でしょう。
いろいろ小物を置いても狭すぎず、セミダブルベッドをふたつ置いても各通路は十分確保され、4人家族でも問題なし。寝室8畳なんて古臭いかも知れませんが、この広さはホントに主寝室には向いています。
●夫婦二人だけなら6畳でも可
●家族で寝るならやっぱり8畳
注文住宅を建てる際、狭い寝室についてのお話でした。6畳の主寝室が広まりつつありますが、家族全員で寝る可能性があるなら8畳をオススメします。予算や敷地に余裕があるのなら、あえて寝室を狭くする必要は無いのかなと思いました。
今回の記事を読んで考えた結果、主寝室はやっぱり8畳にしておきました!って言われる日を心待ちにしております。
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