やっぱり収納は多い方がイイよねーって思っていませんか。なるべく収納を多く取って部屋はスッキリしたいと思うのは世の常。一戸建ての目安としては収納率12%と言うものがありますが、もうちょっと欲しいかな…って考えてるママ、お待たせしました。
結論から言いますと、収納率は10%ぐらいでいいです!
注文住宅を建てる際、収納は少な過ぎてもダメですが、多過ぎるとお金がかかったり部屋が狭くなったりしてしまいます。ここでは最低限考えておきたい収納スペースのお話でもしようかと思います。
今注文住宅を計画中の方で、なるべく大きな収納を確保しようと思ってる人、ほんのちょっとだけわたしの大きなひとりごとにお付き合い下さい。
収納率は12%が理想なのか
収納率という言葉を聞いたことあるでしょうか?
収納率とは、床面積に対する収納面積の比率のこと。6畳の部屋に1畳の収納が付いていれば、1÷6=約16%となります。マンションでは8~10%、一戸建てでは12~15%ぐらいが平均的で、12%以上あれば87%以上の人が満足するとも言われてるようです。
ならば収納率12%以上を目指すべきなのか?答えはノー。しいて言うのであれば、35坪のお家であれば、収納率は10%で十分だと考えます。
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収納なんて必要最低限でイイという考えです
収納率は無意味なんです
収納率を計算する時の収納面積は、高さが180cm以上あるものをカウントするらしく、179cm以下ならば収納0と同じ。ミサワホームが得意とする「蔵のある家」は、あんなに大容量の収納スペースなのに、高さは最大140cmなので収納率は0となる。
また、同じ収納率でも家が大きくなればなるほど当然収納面積は大きくなりますので、25坪の10%と35坪の10%は収納量が全然違います。
こんな率意味ある?てなりますよね。そうです、意味は無いんです。
ただ、高さが半分の90cmの収納部を0.5で数えていけばそれなりの目安にはなるのかなとは思います。それでも尚、収納率は10%ぐらいでいいのかなと。
漠然と考えるよりは目安があった方がイイよね
片付く部屋になる収納計画5選
注文住宅を建てる際、なるべく収納を多くしたいというのをよく聞きます。それはきっと部屋がごちゃごちゃするのを防ぐため、キレイでスッキリとした部屋にするためかと思います。しかし収納を多くしてしまって部屋が狭くなっては意味がなく、何事もほどほどが一番。
そこで、これだけは絶対に収納場所を確保しなければならないものが5つありますので、最低限これらの収納を考えて間取りを作成してください。
夏冬で使う布団、毛布
夏の布団、冬の毛布、来客用布団の収納。
個人的には一年中同じ掛け布団を使用していますので、収納するものと言えば、夏用の敷きパッド、冬用の着る毛布と敷毛布だけ。しかし一般的に夏には掛け布団をやめてタオルケットで寝る派も一定数いるらしいので、夏に冬用の布団を収納する場所はいるんです。
さらに、来客用布団という今後一切使われないであろうものも収納したい人もいるはずです(←自分のこと)ちなみに、普通の60cm程度のクローゼットでは奥行が足りませんので、気を付けてください。
私は布団、毛布は1階の和室に一畳の広さの収納を確保しました。
季節家電の扇風機、ストーブ
夏の扇風機、梅雨の除湿機、冬の電気ストーブなど季節家電の収納。
さすがに真夏にストーブ、真冬に扇風機を出しっぱなしでスッキリとした家にはならないはず。季節感無いですし。ただ唯一、夏は扇風機、冬はヒーター、さらには空気清浄機として年中使えるダイソンのヤツを持ってると収納場所は考えなくて済むからオススメです。
私は扇風機や電気ストーブの季節家電は2階廊下に0.5畳分の広さの収納を確保しました。
必要なストック、掃除道具
トイレットペーパーやティッシュボックス、キッチンペーパーなどのストック類、掃除機やモップなどの掃除道具の収納。
最近は掃除機をリビングの見えるところに置いて、すぐ掃除機が使えるようにってパターンがあるようですが、アレ無理。トイレ見ながら飯食べるのと同じような感覚です。そもそも一番掃除機をかけたいのはリビングではなくて洗面所。異常に髪の毛落ちてますからね。
そしてどうしてもトイレットペーパーやティッシュなどはストック置き場が必要。一袋に1カ月分ぐらい入ってますので、その置き場を。
薬局に売ってる系の物(トイレットペーパー、洗剤、掃除道具など)は1階の洗面所に0.5畳分の広さの収納を確保しました。
コートなど冬の上着、鞄
コートなどの冬の上着、鞄の収納。
家に帰ってきたらもう上着も鞄も要りません。これがリビングにあるとまーごちゃついて見えるので、これをしっかり収納したいところ。最近よく耳にするコートクロークと言うヤツです。ついでに鞄も置けるぐらいの広さがベストかなと。
コートクロークは1階の玄関に0.5畳分の広さの収納を確保しました※これ4人家族では絶対に足りませんのでもう少し大きくした方がいいです
服、クローゼット
服、いわゆるクローゼットという収納。
一般的には各部屋に1畳程度の収納が付いているかと思います。私が調査したところ、服の収納は1人1間(180cm)あればいいとの事ですので、4人家族であった場合4畳程度の服の収納出来る場所があればイイはず。
そこで、服は2階の廊下に4人家族を想定して4畳分のファミリークローゼットを確保しました※各部屋のクローゼットってイヤだったんです。
●季節家電の扇風機、ストーブ
●必要なストック、掃除道具
●コートなど冬の上着、鞄
●服、クローゼット
最低この5つがあればスッキリと片付く部屋なるはず
美部屋になれる収納計画3選
上記5つの収納を確保するとそれなりに片付いた家になるかと思いますが、私が賃貸アパート時代に気になったものがまだまだあります。どうしてもごちゃつく原因になり得るものですので、追加で対処したいところ。
可能であれば次の3つの収納も同時に考えると、さらにすっきりとしたモデルルームのような部屋になれるかも知れません。
一時的な赤ちゃんグッズ
子育て世代のみにはなりますが、赤ちゃんグッズを忘れてはいけません。
考えたいのがおもちゃ、おむつ、おしりふきの収納。どでかいおもちゃ(手押し車、すべり台、キッズテントなど)は諦めますが、細かいのは見た目も色がごちゃごちゃしてるので隠したいところ。
赤ちゃんはいつもどこにいる?と考えた時に、主に和室とリビングを想定している間取りです。リビングで遊び、和室でおむつを替えるだろうと。ならばリビングに収納を作るべきだが、そんなスペースはほぼ無い。
そこで和室を隣接させ、さらに小上がりにして、小上がりの下の収納を確保しました。
死ぬまで必須な文房具、薬
文房具や薬系もまた細かくごちゃごちゃしがちなもの。
コップに刺さったたくさんのペン、オシャレとはほど遠い薬箱、やっぱり隠したいですよね。隠しつつも使いやすい位置はと考えた時に、文房具はダイニングで使うだろう、薬もまたダイニングで飲むだろう。ならばやはりLDKがベストか。
そこでLDKに和室を繋げた小上がり下収納を収納場所としました。
断捨離出来ない思い出の品
断捨離が流行っているとはいえ絶対に捨てられないものがある。
今後まず見ることもなく、使うこともない。ただ捨てることは許されない、そんなものありますよね?そこに大きく場所を取ることは不要だとは思いますが、ほんの少しだけスペースを作ってみてはどうでしょう?
二階の廊下に腰高ではあるけれども、0.5畳の広さのスペースを確保しました。
●死ぬまで必須な文房具、薬
●断捨離出来ない思い出の品
各部屋に収納はいらない
ここまで綿密に日々考え調査してきて、収納率10%で十分問題ないと判断していたのですが、間取り最終段階になって妻がごねだしました。「子供部屋に収納がないのはおかしい」と。
服はファミリークローゼットに収納する。その他何か収納必要なのか?
元汚部屋のわたしの昔の記憶を辿ると、必要以上の収納は、片付けられない時に捨てると判断出来ないゴミを隠すだけのものでした。そしてそこにぶち込んだことでどこへ行ったか分からず、貴重な時間を使って物を探すという行為に費やします。必要以上の収納は時として悪になります。
必要なものは使いやすいように見やすいように出しておく、これが基本。そう考えると各部屋に収納は要らないというのが私の理論です(必要なタイミングで収納家具を買えばいい)
しかしながら話が進まなかったので、結局わたしが折れて子供部屋に1畳の収納を作りました。そのため実際には収納率は12%になっております※結果、予想通り捨てると判断出来ないゴミを入れてあるだけとなりました
女子には思い切って収納を少なくする魂が欲しい
収納がドンピシャな間取り
収納計画は家づくりにとってかなり重要なポイントで、失敗するとせっかくの新築なのに家の中がごちゃごちゃになりかねません。適材適所に適切なスペースだけ収納を確保するのが望ましい。そんな間取りはプロに依頼するのがベストでしょう。
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想定外の溢れ出すモノたち
片付く部屋になる5選、さらに美部屋になる3選を考えて家づくりは終了したのですが、新築に住み始めてから1年、想定外のことが起こっており、個人的にはまったく考えもつかなかったものが増えてしまっています。
今のところ収納に余裕があったことから部屋に物が溢れかえる状態にはなってはいませんが、ある程度は想像しておいた方がイイものを下記に2点挙げておきます。
季節物の子供用飾り
五月人形や雛人形、クリスマスツリーなどはお持ちでしょうか?
アパート時代はまだ子供も生まれたばっかりで、個人的には、わざわざ見るだけのために出して、そして片付ける…何やってんの?って思ってた品です。しかしながらご両親のご厚意により頂くことになって、いざ飾るとなかなか季節感もあり素晴らしいなとは思いました。
ただこれがなかなか収納に場所を取る。今は五月人形や雛人形は押し入れ、クリスマスツリーは扇風機らと同じ季節家電のところに収納して対応しています。
自分が望まなくても物って増える事を意識して、収納は考えておいた方がイイですよ。
使わなくなる便利家電
一戸建てになった途端に増えるのが謎の家電(ミシン、加湿器、空気清浄機)
妻が編み物が趣味になって、さらにはマスクまで手作りするようになりミシンを購入。さらに空気が乾燥するやらで加湿器、子供のためにか空気清浄機まで購入。本当に必要なのか買うときに何度も確認しましたが、すでにもう使ってません(でしょうね!)
日々のメンテナンスをしないと逆に不健康を導くと言われている家電なんて、ちゃんとした人じゃないと必要ない。元汚部屋に住んでたわたしが言うので間違いありません。買ったばっかで売る訳にもいかず、無理やり使うか収納するしか手はありません。
取り合えず、和室の押し入れと季節家電ところに入っています。
●使わなくなる便利家電
注文住宅を建てる際、収納の大きさや場所について考えたお話でした。収納はあり過ぎてもゴミが増えるだけですが、想定外に物が増えるというコトもある程度考えに入れておいてください。それを考慮してもやはり収納率10%が目安になるかと思います。
今回の記事を読んで考えた結果、収納率10%ほどにしました!って言われる日を心待ちにしております。
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