新築を建てる人たちの憧れのひとつシューズクローク。略してシュークロとか呼ばれていることからもかなり浸透してるようです。あんまりよくわかってないけれどもシューズクロークは必須だろ!…って考えてるママ、お待たせしました。
結論から言いますと、シューズクロークは後悔するのでやめましょう!
シューズクロークはいらなかった、いやむしろわたしには無理だったと判断し普通の下駄箱にしました。ここではなぜそう思ったのか重大な理由がひとつだけあります。そしてもしシューズクロークを付けるのならば、その対策だけはしっかりして欲しいと心から願います。
シューズクロークが欲しいけどまだまだ迷っている方、ほんのちょっとだけわたしの大きなひとりごとにお付き合い下さい。
シューズクロークとは靴収納だ
一般的にはシューズクローク、もしくはシューズインクローゼットと呼ばれている場所。英語でクロークはおそらくcloak=一時預り所的な意味だろう。closet=収納なので、ざっくりした意味は靴をしまう場所みたいなもの。
今までならば下駄箱(もしくは靴箱、シューズボックス)があったのだが、それが進化し表に出てきてしまったのが現在の日本の家みたいです※あくまで入れるものは靴。そこにベビーカーやコートなどを収納できる全般をシューズクロークと呼んでいるらしい。
世間的にはシューズクローク=靴収納(シューズクローク)+土間収納+コートクローク(+ファミリー玄関)のような感じで使われているが、これからお話するシューズクロークとは、可動棚で靴が丸見えの状態(わたしはウォークイン下駄箱と呼ぶ)のコトのお話ですのでお間違いなく。
土間収納、コートクローク、ファミリー玄関とはまた別の話
シューズクローク3つのメリット
よく聞くシューズクロークのメリットと言えば収納力の多さが取り上げられている。ゴルフバッグやベビーカー、子供の三輪車などなど。しかしそれは土間収納部分であって、靴を棚の上にオープンに収納しているメリットにはなりません。
ではこの靴を棚にオープンにするメリットはあるのか?少し考えたところ、3つぐらいはありましたのでご紹介致します。
ショップのようなオシャレさ
シューズクロークは靴が展示されているショップのようなオシャレ感があります。
普通の下駄箱を見てもなかなかカッコイイとはなりませんが、やはりこの靴がバーって見渡せるのはかなりのインスタ映え。特にお高い靴、オシャレな靴などがパッと見えると外出時に気分が上がるのも間違いなしです。
持っている靴の把握が可能
今自分が持っている靴がどんだけあるのかが一目で把握が出来ます。
自分の持っている靴をすべて把握している大人は少ないのではないでしょうか?下駄箱に入りきらずにクローゼットに収納している人もいるとか。その点この天井まであるシューズクロークならば、収納力もありすべて見渡せ迷子知らずです。
下駄箱と比べ安くなる
下駄箱と比べると棚とブラケットだけの可動棚は安価に出来ます。
50足以上を収納できる普通のコの字の下駄箱ならば10万近くはするでしょうが、このシューズクロークならば半額以下、下手したらDIYでも作成可能です。少しでも費用を抑えたいと思ったら、自分で棚をつけたら安いもんです。
●持っている靴の把握が可能
●下駄箱と比べ安くなる
インスタやYouTubeなどで見るオシャレな家のほとんどは、この可動棚でオシャレな靴を飾っています。実際どれぐらい採用しているかは分かりませんが、メリットを考えたら流行る理由も理解出来ますよね。
安くて靴の管理が出来てオシャレ!採用しない理由がないわ
シューズクロークの心配事
古人も決してバカではありません。このシューズクロークが今まで流行らなかった理由も存在するはず。そんなイジワルな考えがあったわたしは、シューズクロークのデメリットに注目してみました。
経験せずとも考えられるデメリットが3つ、そしてそのうち一つは致命的な欠陥がありました。これは個人のポテンシャルにもよりますが、皆さん大丈夫なのでしょうか?
足の臭いがするのではないか
シューズクロークは、靴を土間に全部出した状態の玄関とほぼ同じ。その臭いはかなりヤバいはず。
わたしは人より足が臭いと胸を張って言えます。家帰って来て自分のすべての靴の臭いが充満している玄関ってくさくないですか?普通に下駄箱開けたらくさいでしょ、それが玄関中に広まるって…そんな玄関は頼まれてもお断りしたいです。
広さが必要なのではないか
ウォークイン全般に言える事ですが、やはりシューズクローク内を歩く分の広さが必要なはず。
靴を入れる棚はおそらく40cmは必要。そして人が通れる幅60cm、壁13cmとかを考えると+一畳じゃ足りません。そのスペースが確保出来る人にとっては余裕ですが、シューズクロークはそんなに優先順位は高くありません。
見せれる靴はないのではないか
一目瞭然のシューズクローク、しかし人に見せれるほどいい靴を持ってません。
ヤラセ?と思うぐらい皆さんいい靴を持っている。しかしわたしは汚い靴、ダサい靴ぐらいしか持ってません。来客はこの靴たちを見てもオシャレーっとは思わないでしょう。シューズクロークは来客も目にするというのも忘れてはいけません。
●広さが必要なのではないか
●見せれる靴はないのではないか
特に気になるのは臭い問題。ただでさえ靴は足の臭いがして不快なのに、それをオープンに出来るというのはどんだけ家族揃って清潔なんだ!って思う。わたしの靴ならばマジでゲボ出る5秒前ですよ。
靴って全員臭いと思ってたが違うんですかね?
60足収納できる靴箱がベスト
結局わたしが採用したのはシューズクロークではなく、普通の下駄箱にしました。
やはり臭い問題はヤバいと判断し、さらに人に見せれるほどいい靴も持ってない。ただ4人家族が問題なく収納出来るようにと、66足も入るダイケンの1600幅、2300高の片面ミラータイプの大きめを採用しました。
調べた結果、一人が所有している靴の平均は15足以下が90%以上を占めるようで、4人家族を想定しても60足。66足入る靴箱であれば十分余るはずとの計算からです※ちなみにわたしは元20足ほど持ってましたが、今は5足で十分です。
オシャレではありませんが、玄関に入って臭いというコトもなく、扉を開ければすべての靴が把握でき(左は妻、右はわたしと子で分けている)通常の玄関の広さで問題なく過ごせてます。別に無理してシューズクロークにしなくてもいいのではないでしょうか?
4人家族ならば60足収納できる靴箱でいいじゃん
シュークロなしの間取りを依頼
足が臭い人はシューズクローク(可動棚)に靴を収納するよりも、普通の下駄箱のがいいかと思います※ひとり15足MAXと考えて下駄箱の大きさを選ぶとよい。そこでシューズクロークは諦めて普通の下駄箱のある間取りをプロ軍団に無料で間取りを依頼してみましょう。
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後悔しないシューズクローク
シューズクロークにしたからといっても後悔まではいかないとは思いますが、最低限臭い対策はしておきたいとこです。エコカラットとかでいいのかも知れませんが、どこまで効果があるか分かりませんからね。
もしわたしがシューズクロークを採用するとしたら、下記3つのコトを考慮するかなと。想像にはなりますが是非参考になればと思います。
電化製品に頼るコンセント
やはり消臭は電化製品に頼るためにもコンセントは必須。
換気扇や空気清浄機、サーキュレーターやアロマディフューザーなど電気的に臭い対策をするのがもっとも手っ取り早いかと。換気扇ならば湿気と臭いの対策にもなるため一番効果的なのかなと思います。シューズクロークには換気扇を。
臭い対策に扉でシャットアウト
シューズクロークはアーチ壁などで扉がない家が多いイメージ。確かにその方が使い勝手がいいかと思います。
しかし臭いもダイレクトに玄関中に充満してそう。のれんやカーテンで視覚は遮れますが、臭いまでは無理。そう考えるとやはり扉がベターとなります。壁と同色の扉であればかなりスッキリとした玄関になるんではないでしょうか。
暗くならないため窓と電気を
忘れてはいけないのが明るさの問題。窓と電気は付けましょう。
下駄箱だと玄関の電気で代用可能ですが、シューズクロークとなると暗闇になる恐れがあります。昼間は窓で明るさを取り、夜は電気があれば使いやすいのかなと。意外と忘れがちな明るさのこと、忘れずに。
●臭い対策に扉でシャットアウト
●暗くならないため窓と電気を
注文住宅を建てる際、下駄箱を使用しないシューズクロークについて考えてみました。ぶっちゃけ足が臭い人は普通に下駄箱の方がいいのではないでしょうか。収納量だけは考えておくと靴が溢れることはないと思います。
今回の記事を読んで考えた結果、シューズクロークをやめて無難に下駄箱にしました!って言われる日を心待ちにしております。
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