階段の種類って考えたことありますか?なんとなく営業さんに勧められた階段で意味わからずに決めたら大変なことになるかも知れません。最近はカッコイイ階段が多くて、むしろデザインで決めてしまう世の中。こんな階段憧れる…って考えてるママ、お待たせしました。
結論から言いますと、階段は落ちた時のコトだけを考えてください!
人間誰しも自宅の階段から落ちたことはあるはず。わたしも何度か足を踏み外し落ちた経験があります。ここでは主要な3つの階段の種類の中でどんな階段がベストなのか?わたしの後悔ポイントも踏まえてお教えします。
ただおしゃれな階段にしたい!と思って機能は無視してカッコイイ階段ばかり検索している方、ほんのちょっとだけわたしの大きなひとりごとにお付き合い下さい。
階段に必要なコトと言えば
注文住宅で階段を考えるとき、リビング階段がイイ!いやいやいや廊下から階段でしょ!なんて口論も終わったはず。その次に口論になるのは階段の種類の話。おしゃれなデザインのヤツがイイよねーなんて思ってた時期がわたしもありました。
階段はおしゃれなアイアンの手すりがイイって考えながらもやっぱ普通でいいかなって思った理由が、転落防止・落下防止の観点からでした。せっかくおしゃれなのに落ちないようにネットとかでガードするのもどうかなって思って。
家の中でも階段から落下して死亡する事故は多いみたいで、階段はやっぱり怖いトコ。そう思うと、階段に必要なコトはカッコイイことではなく安全なコトだと悟りました。
しかしフロートタイプの階段はカッコ良すぎるんですよね
階段の基本的な種類3選
一般的に考えられる階段は3種類(他はちょっと特殊なので省略)で、それぞれ特徴があります。ここでは主に名前とサイズ感※何畳(何マス)必要なのか?そしてちょっとした特徴について語ってみます。
よく考えれば当たり前の話ばかりなのですが、注文住宅で間取りを考えていると階段のことなんてついつい忘れてしまいがち。普通の家で選ぶ下記3点の階段だけでもおさらいしておきましょう。
落下したらヤバい直階段
わたしが20年間生まれ育った直階段。広さは1.5畳(3マス)が必要です。
階段の上りやすさだけでいえば断トツのトップ。そのまままっすぐ上る、まっすぐ下るだけなので落下事故が少ないとも言われていますが、ひとたび足を踏み外すと1階までまっしぐら。最上段から落ちることを想像したら…ヤバいです。
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ハイブリッドのかね折れ階段
わたしが実家へ出戻りして15年間使用したかね折れ階段。広さは2畳(4マス)が必要です。
かね折れ階段とは階段途中で90度曲がる階段のことですが、階段途中で体の向きを変えるのは負担が大きいらしい。曲げるタイミングにもよりますが落下時には直階段よりも途中で止まりそうなのはメリット。L字の配置になるので間取り作りの難易度は高そうだ。
わたしは1階からすぐに曲がる階段を使用していたのですが、膝が痛いとかつまずきやすいとかは思いませんでした。直階段と回り階段のハイブリッド的なイメージですかね。
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体の負担が大きい回り階段
唯一わたしが使用したことのない回り階段。広さは2畳(4マス)が必要です。
入口と出口で180度回ってしまう階段で、体の負担はかね折れ階段よりもさらに倍。だがしかし、最上段から落ちても途中から落ちてもダメージが半減するのが魅力的。間取りも正方形なので作りやすいのが特徴。体の負担がどの程度かが気になるポイントだ。
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●ハイブリッドのかね折れ階段
●体の負担が大きい回り階段
他には螺旋(らせん)階段とかもあるけれども普通の家ではお目にかかることはない。それはもう大金持ちですよ←イメージですけど。
だいだい普通の家は直階段と回り階段が多い気がします
階段には踊り場を付ける手も
落ちたらヤバい階段ですが、そのヤバさを軽減させるために「踊り場」というものを設置するパターンがあります※踊り場とは階段の途中に設けられた平坦な面のこと。
通常上りながら(下りながら)角度を変えてく階段が多いですが、この踊り場を作ることで角度を変えるのは平坦な場所で行うことが出来る。体の負担を軽減し事故防止につなげる役割があるんですって。
ならば踊り場付けときゃいいじゃん!って思いがちですが、踊り場を設置するには+0.5畳必要なので間取りが作りにくいのが唯一無二の欠点かな。
間取りに余裕があれば踊り場は絶対付けたほうがイイ
回り階段に後悔し始めた
わたしが実際に採用したのは、いわゆる普通の回り階段でした。
選んだ理由としては、階段から落ちた時でも半減されるという一般的な理由がひとつ、他には間取り的にしっくりくるというところでした。しかしこれが後悔ポイントのひとつとなったのです。
賃貸時代には階段というものがなかったので想像出来なかったのですが、この回り階段の回転部分は思ってるより膝の負担が大きい。さらに回転部の角には掃除機が入らず、掃除がしにくいというデメリットもありました。
住んでまだ1年未満のころから、階段から落ちるなんてそうそうないし、上りやすい(下りやすい)直階段のがよかったかなーと後悔し始めていました。
回り階段は年を取るとホントに膝が痛いですよ
階段から落ちるコトはある
人間誰しも家の階段から落ちるのを経験したことはあるでしょう。わたしも昔何度か落ちましたが病院送りになるには至りませんでした。そして直階段にしたら良かったかなぁと後悔していた矢先の出来事です。
2歳になる子供が階段から落ちてしまったのです!
おそらく階段の下り、二階から下へ降りる際に足を踏み外し転落したのでしょう。回り階段のところで倒れていて「いたいいたいー」と泣き叫んでいました。額は尋常じゃなく大きく膨らみ、慌てて緊急病院へ電話をしました。
休日に緊急で病院に駆け込むほど腫れてて血も出てたのですが、医者がいうには骨折してても放置でしかない、いつもと変化がないなら取り合えず様子見でいいとの事。医者が言うのならそうでしょうとのことでお勉強代5000円支払ってきました。
翌日にはいつもと変わらぬ姿だったのでホッとしましたが、これが直階段だったら下まで転落してたかと思うとゾっとします。子供だけではなく、自分も今後落ちる可能性もあるかも知れないので、回り階段で良かったと思ったひとときでした。
こんな事故につながったのは、目を離したのが一番の原因ですが、部屋の扉を閉めていたら、もしくは2階にベビーゲートをつけていたら…この事故は起こってなかったかも知れません。緊急の病院代よりも安くで手に入りますので、小さな子供がいるならば絶対に付けてください。
かね折れ階段の場合、途中で止まらず方向転換しながら最後まで落下してきそうな気がする
回り階段の間取りをプロに依頼
事故後すぐこの記事で伝えたいコトは「階段は落ちる」という事。階段は落ちた時のコトを考えたら回り階段一択。かね折れ階段ではちょっと不安です。階段の種類を回り階段に決めたのであれば、プロ軍団に無料で間取りを依頼してみましょう。
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次に建てるならこんな階段に
回り階段では膝が痛い、かね折れ階段では中途半端、直階段では落下が怖い、それでわたしがたどり着いたのは回り階段で踊り場があるパターンがベストじゃん!ってことです。次に建てるならきっとそうします。踊り場をちょっと工夫したらいい間取りが出来そうだなって想像し始めてたころ…
あれ?スキップフロアって意外とあり?
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老後のバリアフリーを考えたらスキップフロアなんてと思っていましたが、要は大きな踊り場でしょ?30代ぐらいで建てるのであれば40年は階段上れるだろうし、意外といいのかも知れないなんて建てた今さら思ってます。
それを言うなら階段がない平屋が最強じゃん!←結局ここにたどり着く。
●スキップフロアも捨てがたい
●やっぱり平屋最強説は正しかった
注文住宅を建てる際、カッコイイ階段を検討している方は安全面も気にしてください。階段は落ちるものだと決めつけて間取りを考えるのも悪くないと思います。踊り場ってあった方が良かったのかなと切実に思う今日このごろです。
今回の記事を読んで考えた結果、踊り場ありの回り階段にしました!って言われる日を心待ちにしております。
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