帰宅動線の考え方がコレ!コロナを部屋に持ち込まない間取り

動線
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帰宅動線って聞いたことありますでしょうか?家事動線や洗濯動線と比べてマイナーですので、知らない人も多いかと思います。マイナーって事は別に重要じゃないんでしょ…って考えてるママ、お待たせしました。

結論から言いますと、コロナ以降は帰宅動線めちゃくちゃ重要です!

注文住宅を建てる際、帰宅動線を考えるのはこれからの家の基本となるでしょう。ここでは、帰宅動線のメリットと注意ポイント、絶対にしてはいけないダメな間取りとわたしが実際に住んでいる帰宅動線を重視した間取りでもご紹介しようかと思います。

今注文住宅を計画中の方で、帰宅動線について知りたい人、ほんのちょっとだけわたしの大きなひとりごとにお付き合い下さい。

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帰宅動線とはどんな動線?

帰宅動線とは、家に帰って来てからの人の動き方の事をいいます。

玄関に入ってからリビングでくつろぐまで、どのように動いているのか=それが帰宅動線。家事動線と比べるとはるかに無名ですので興味ない人もいるのでしょうが、これからの時代そこそこ重要な動線のひとつなんです。

●玄関からくつろぐまでの動線

他の動線と比べると無名だよね

帰宅動線を考えるメリット

家に帰って来てからどう動くかってそんなに重要なのか、帰宅動線を取り入れるメリットってあるんだろうかって思う人多数いると思います。一応、それなりにメリットがあるんです。

わたしが考えるのは3つ。帰宅動線に3つもメリットがあるならちょっとは考えなきゃ損ですよね。では、そのメリットがホントに重視すべき内容なのかを確認していきましょう。

菌や花粉を持ち込まない

帰宅動線は、菌や花粉を部屋まで持ち込まないように出来る。

細菌やウイルスやコロナもそうですが、花粉やPM2.5や黄砂など、部屋に持ち込みたくない目に見えないものがあり過ぎる現代。それをリビングに入る前にやっつけれるように考えられた間取りが、帰宅動線ってやつです。

リビングを散らかさない

帰宅動線は、リビングが散らかるのを防ぐことが出来る。

リビングが散らかる原因は、個室と違って家族全員のモノが集まってくるから。特にみんなが帰宅する時に、外部からいろんなモノを持って帰ってきてリビングに置く。そりゃ散らかる訳です。それをリビングに入る前にシャットアウトするように考えられた間取りが、帰宅動線ってやつです。

泥棒を家に上がらせない

帰宅動線は、防犯性を向上させることが出来る。

まさか鍵を玄関の下駄箱の上、もしくは玄関扉の裏に置いている人いませんよね。泥棒は意外なとこから狙っているものですので注意が必要。そんな鍵の安全な置き場所まで考えられた間取りが、帰宅動線ってやつです。

●菌や花粉を持ち込まない
●リビングを散らかさない
●泥棒を家に上がらせない

帰宅動線は絶対考えなきゃヤバいね

帰宅動線の注意ポイント

帰宅動線を考えるとメリットがあることは理解して頂けたかと思いますが、ではどうやって考えたらいいのか?そんな悩める人へ注意ポイントを4つ紹介します。

個々に違うとは思いますが、一般的な考え方を理解した上でアレンジしてもらえればと。まったく思いつかない人には参考になるはずです。

帰宅後はどう動くのか考える

帰ってきて玄関からリビングに行くまでの動きを考えてみる。

全身汚れて帰って来たと仮定して動きを想像してみましょう。わたしの場合ざっくりいうと、家の中に必要ないものを置く→(トイレに行く)→手や身体を洗う→服を着替える→リビングへ。人それぞれ違うかと思いますが、こんな感じが一般的という事は知っておきましょう。

帰宅後に要らないアイテムは

外出時には必要で家の中では必要ないモノ、その代表は上着とバッグ。

年間通してバッグは持って出かける人も多いはず。そして夏は関係ないですが、冬は毎回洗濯をしない上着やコートがあります。人によっては、靴下や仕事着(洗濯物)もこのタイミングで脱ぐはずです。これらをどこで脱ぐのかが重要となります。

手洗いや風呂に直行できるか

外出から帰った後、手洗いや風呂にすぐ行ける間取りは必須。

玄関から手洗いや風呂までたどり着く前に、ドアノブをベタベタと触ったり、汚い状態の衣服でリビングを通過するような間取りはあり得ません。何も触らない、キレイになるまで居室にも入らない、手洗いや風呂までは障害がない間取りにするべきなんです。

着替えはキレイになった後で

キレイな着替えは、手を洗ってから手にするのが普通。

まさか手を洗う前に着替えを触ったりしてませんよね。せっかくの着替えが台無しになります。着替えは自分がキレイになってから取る、これ当たり前の事。とすると、洗面脱衣所の近くに着替えを収納しておくのがベストなのでしょう。

●帰宅後はどう動くのか考える
●帰宅後に要らないアイテムは
●手洗いや風呂に直行できるか
●着替えはキレイになった後で

帰宅動線のことちょっと理解してきました

帰宅動線がダメな間取り

では、35坪北玄関の総二階の間取りを例にして、帰宅動線を考えてみましょう。

LDK16畳+和室4畳で計20畳、リビングスルー階段に洗面脱衣は3畳もあり、キッチン横にパントリー収納、玄関横にトイレなど、そこそこわたしが好きな間取りです。しかし帰宅動線という観点からみれば、この間取り最悪なのです。

鍵が防犯上危険な位置に

おそらくこの間取りは下駄箱上に鍵を置くパターン、これ絶対やめましょう。

玄関は知らない人が唯一家の中に入れる場所、そんなとこに貴重な鍵を置くのは非常に危険。スキを見せたら鍵を盗まれます。そしてスマートキーを付けて喜んでる人に告ぐ!ドアから半径2.5m以内に鍵を置くと、施錠しててもドア開く可能性があるらしい。スマートキー怖っ。

菌がドアノブにべったり

手を洗う前にドアノブあり過ぎ、これ感染間違いなし。

手洗いする洗面所にたどり着くまでに、トイレ、LDK、収納、洗面所と4カ所のドアノブを触らないと手が洗えない間取り。これは感染待ったなし。開き戸なので開けっ放しにしておくことも出来ないでしょうし、もう感染してください状態!けど、こんな間取り多いよね。

服に付着した汚れが舞う

外でいっぱい汚れを付着させてきた服でリビングに入るとか、あり得ない。

歩くごとに服に付いた花粉、PM2.5、黄砂などが降り注ぐリビング。目に見えないものなので気にならない人もいるでしょうが、ここは気にしてください。空気清浄機がゴーっていうこと間違いなし。見えなくても汚いですから!せめて上着は脱ぎたいとこです。

リビングが服で散らかる

バッグやコートの置き場がなく、リビングに置かれそうな気配。

この間取りで想像すると、ダイニングチェアやソファー、もしくは和室にバッグやコートが仮置きされる未来が見えます。置き場所じゃないところにモノを置く、これが汚部屋の始まりなんです。この間取りなら新築1年未満で汚部屋でしょうね!

着替えに菌が付いている

手を洗う前に着替えを持っていくのは自殺行為。

この間取りは和室の収納に着替えがある設定ですが、汚い手で着替えを持っていくのが一番効率がよく、きっと皆そうするんでしょう。それって意味なくないですか?汚い手で触ったら、そっちに菌ついちゃいますよ!

●鍵が防犯上危険な位置に
●菌がドアノブにべったり
●服に付着した汚れが舞う
●リビングが服で散らかる
●着替えに菌が付いている

帰宅動線に関して言えば0点の間取りだな

帰宅動線の基本の間取り

帰宅動線の基本は、モノの置き場を作る、何も触らず洗面所や風呂まで直行、居室には何も持たずキレイになってから入る。この3つのポイントさえ押さえていれば成功と言えます。

そこで、わたしが考えた帰宅動線を重視した間取りがこちら。同じ建坪にもかかわらず、上の間取りと比べると明らかに動線がコンパクトになっているかと思います。詳細を確認していきましょうか。

服やカバンは玄関に置くべし

コートやカバンはリビングに着く前に排除したいため、玄関にコートクロークを設置。

上着をソファーの上に仮置き、帰ってきたらカバンをソファーによっこらせ、そして部屋がぐちゃぐちゃに…あるあるです。特にカバンなんて衛生的にみてもめちゃくちゃ汚いもの。そんなものはリビングに着く前に置き場を作って、汚れを持ち込まないようにすべきです。

鍵は玄関から見えない場所に

鍵置き場は、玄関近くの来客から見えない位置に設置。

噂によると、鍵は見られるだけでも番号でコピーが出来るというから怖い。少なくとも玄関土間からは手の届かないところに置くのは必須です。かと言って玄関に鍵を置きたい人は、壁の裏に鍵置き場を設置するのがオススメ。忘れても一歩で鍵が取れるので使用感はばっちり。

←引っ掛けるのめんどくさいのでマグネットに張り付けてます

手洗いは廊下に設置すること

洗面所は、脱衣所と分けて廊下に設置。

この廊下に洗面所を設置するのは20年前に建てた実家のパクリですが、玄関入ったらドアノブを一度も触らずに洗面所に行けるのは、マジせ最高です。玄関にわざわざ手洗いを追加で設置する必要もなく、かなりオススメの間取りです。

全ドアを引き戸で触らせない

一階のドアは全部引き戸にする。これで開けっ放しでも問題なし。

うちは基本、春夏秋冬トイレも脱衣所も必要時以外は開けっ放しです。そのおかげで脱衣所までもドアを開けることなく到達可能。リビングに面してると空調が逃げたり、開き戸だと邪魔になったりで開けっ放しは難しいでしょ。

部屋着は手を洗った後に取る

部屋着は洗面所横に設置し、手を洗ったキレイな手で取るように。

キレイな着替えはキレイな手で取らないと意味がありません。そのため、着替えは洗面所横に収納を設けています。手を洗う前に着替えを持ってくような間取りでは、着替えに菌が付いちゃいますよ。目に見えないけど、そこ気を付けたいポイントです。

リビングは綺麗になってから

リビングはすべてキレイになってから入室したいとこです。

ホントに汚い状態であれば、部屋に入る前に風呂に入り、髪の毛から身体からすべて洗いたいですよね。これからはそういう時代となります。てことは、玄関と風呂が直通の間取りが基本。リビングはキレイになった人しか入らないように。

●服やカバンは玄関に置くべし
●鍵は玄関から見えない場所に
●手洗いは廊下に設置すること
●全ドアを引き戸で触らせない
●部屋着は手を洗った後に取る
●リビングは綺麗になってから

帰宅動線の基本は押さえておきました

この間取りの残念ポイント

帰宅動線の基本はすべて押さえたといっても過言ではないこの間取り、住んでみたらちょっと気になる点がありました。それは、以下3点。

実はこの残念ポイント、ある程度間取り作成時点で把握は出来ていましたが、コストや不安要素、広さなどいろんな理由で諦めていた内容となります。だから、しょうがなかったのです。

タッチレス水栓ではない

ここまで感染症対策を実施していても、洗面所はタッチレス水栓ではない。

残念ながら、洗面所は普通の手動タイプの蛇口。タッチレス水栓にしようと考えてたものの、金額が20~30万ほど上乗せになりそうだったので即ヤメ。資金に余裕があればタッチレス水栓が望ましいとは思います。

瞬間的に裸の状態がある

先に脱衣所で服を脱ぐと、着替えを取るのに廊下を出て2歩必要。

脱衣所に直行し全裸でシャワーをしたとすると、裸で洗面所横の収納に部屋着を取りに行かなければなりません。脱衣所に置けばいいじゃんって声も聞こえてきそうですが、湿気が気になるので置きたくないのが現状です。脱衣所にタオルと部屋着、下着を置けば完璧ですけどね。

収納スペースが狭すぎた

玄関横に0.5畳の広さのコートクロークを設けたが、狭すぎたか。

買い物かごや何が入っているか分からないカバンなど、妻の荷物が多すぎるのを把握出来ていなかった!結局、玄関横の小上がり和室にいつも置いている状態。ま、これ以上スペースを増やせる余裕もなかったのでどうしようも無かったのですけど。

●タッチレス水栓ではない
●瞬間的に裸の状態がある
●収納スペースが狭すぎた

これは想像通りの欠点なのでヨシとします

帰宅動線重視の間取りを依頼

これからの時代、帰宅動線(玄関入ってすぐに手洗い)が重要視されるのは間違いなし。これから家を建てる人には帰宅動線は必須項目です。しかし、まだ帰宅動線を重視した間取りがどんなものかが理解できない人は、プロに依頼するのがベストです。

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間取りを変えない対策方法

帰宅動線を重視した間取りをお話させていただきましたが、そんなしょうもない間取りにしたくない!もうほぼ間取りは決まってんだよ!言うの遅せーよ!っていう人のために間取りを変えない対策方法を考えてきました。

ただ、やはり間取りは家の骨とも言える重要な部分ですので、それを変えずにというのは多少強引な対策となりますのでご了承ください。

玄関に手洗いを設置する

一番手っ取り早い対策が、玄関に手洗いを設置すること。

最近よくある間取りですが、ある程度の玄関の広さと洗面台のお金が必要です。もともとの洗面台も稼働率が悪いのに追加するのはいかがなものか。なるべく安く、なるべく狭く家を建てたい人にはちょっと不向きな対策ですね。お金が余ってればいいですけどね。

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鍵は肌身離さず持ってく

鍵置き場は作らず、家の中でも常に鍵といっしょに行動する。

玄関に鍵を置くと防犯面が悪い、かといって置き場もない。そんな人はずーっとポケットかバッグに入れておきましょう。ただし、そうすると絶対に鍵を何度も無くしますので、探し物がなくなる器具でも付けておいて下さい。安くて人気のTileがオススメです。

←携帯も鍵も探せるTileは必須

衣服は玄関に脱ぎ捨てる

コートクロークが無かったとしても、上着もバッグも玄関で脱ぐ。

玄関を散らかすかリビングを散らかすかと迷ったら、玄関を犠牲にしましょう。たった一瞬しかいない玄関を重視する必要はありません。省スペースで置けるアイアンのコートハンガーでも買っておけばいいんですよ。

←最近のヤツは安くてスタイリッシュですよ

全ドアひじで開けて行く

すべてのドアが開き戸なら、ひじで開けて行くのが正解。

間取りによっては開けっ放しには出来ないドアがあり、しかもそれが開き戸ならば出来ることはひとつ。手ではなくひじで開ける。ひじは、外でいろんなものを触っている手や指よりも明らかに清潔。もう全部ひじで開けるようにルール化しましょう。

脱衣所まで全力ダッシュ

玄関から手洗いや風呂までにリビングがあるなら、ダッシュしかない。

汚い状態のままリビングに滞在する事は避けるべき。どうしても回避できない間取りであれば、滞在時間を短くしなければなりません。もう考えられることはただひとつ、それはダッシュ。1秒でも早くリビングから去るよう注意しましょう。

家族を呼んでお願いする

着替えは、シャワーを浴びてキレイになってから家族に頼むのがベスト。

着替えの場所が遠くにしかないというのであれば、もう物理的に無理。潔く家族に頭を下げて持ってきてもらいましょう。キレイな服を着るにはもうこれしかありません。しかも、コミュニケーション不足も解消出来るかも知れませんよ。

●玄関に手洗いを設置する
●鍵は肌身離さず持ってく
●衣服は玄関に脱ぎ捨てる
●全ドアひじで開けて行く
●脱衣所まで全力ダッシュ
●家族を呼んでお願いする

注文住宅を建てる際、帰宅動線についてのお話でした。コロナ対策により注文住宅の間取りの流行も変化しており、帰宅動線の重要性が非常に高まっていると感じています。これからの新生活様式として、帰宅動線を重視した間取りを考えてみてはいかがでしょうか。

今回の記事を読んで考えた結果、帰宅動線を重視した間取りにしました!って言われる日を心待ちにしております。

パパオミより

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