主寝室の位置ってどこにすればいいんだろう。ま、日当たりのいい南側にでも持ってきたらイイかな?別に寝るだけだからどこでもいいでしょ。でもホントにそんなに単純な話なのかな…って考えてるママ、お待たせしました。
結論から言いますと、主寝室は音が静かなところに配置してください!
注文住宅を建てる際、主寝室の位置についてテキトーに考えるのはやめましょう。人生の3割ぐらいが睡眠ですので、より安らかに眠れる位置に配置すべきです。ここでは、主寝室の位置の基本的な考え方についてお教えしようかと思います。
今注文住宅を計画中の方で、主寝室の位置について間取りを考えている人、ほんのちょっとだけわたしの大きなひとりごとにお付き合い下さい。
主寝室は位置が重要
主寝室を決める時に気を付けたいのは、何よりも部屋の位置。
よく安眠するためには、寝室にはテレビを置かずシンプルにとか、部屋はいい匂いにしようとか、クーラーの風が直接当たらないように位置がどうしたこうしたなどと聞きますが、そんなものは二の次で構いません。
どんな場所でも寝れる人ってそんなにいないでし?静かで落ち着ける場所で安らかに眠ることを、人という動物は求めているはずなんです。
寝室がうるさいと絶対眠れないでしょ
どこが安眠出来る位置?
ここで問題。
下記のような二階の間取りがあった場合、洋室A~Dのうちどこが一番安眠できる寝室でしょうか?※北側(図でいう上側)が道路とし、部屋の広さは考慮しないものとする(広いから洋室Bがイイってのは無しで)
わたしの見解は洋室Bがベスト。次いで、洋室D、洋室C、洋室Aの順番となります。
なぜ洋室Bが正解なのか、なぜBの隣の洋室Aが一番ダメなのか、洋室Cと洋室Dの違いは何なのか、しょうもないけれども細かい考えがありますのでお教えしようと思います。
洋室Bが一番広いから安眠できるって話じゃないよ
主寝室の位置の3つの考え方
寝室に求められるのは静寂、静かな環境が必要かつ不可欠だと考えております。明るさはカーテンやシャッターなどで調整できるため、ここでは考慮しなくてもイイかなと。
その「音」を重視して主寝室の位置を考えれば、自ずと答えが出てくるはずです。
道路側は絶対避けるべき
寝室は、道路側は絶対避けるべき位置。まず洋室Aが却下。
道路は他人が入り込む管轄であり、夜遅くに帰ってくる人もいれば、朝早く出かける人もいる。うるさい車がビュンビュン通ってくかも知れないし、井戸端会議が連日連夜行われるかもしれない。ワンワン吠える犬だって散歩する。
不特定多数の他人が窓一枚の向こう側でザワザワしている部屋なんて、安眠できる気がしません。
階段からは遠い方がイイ
寝室は、階段から遠い方がイイ。なので洋室Cが却下。
例えば、洋室Cの人が先に寝ようと寝室に向かい、その後A、B、Dの人が部屋に向かったと想定すると、洋室Cの扉の前を3人の人が通過することになる。朝も同様、C以外の3人が先に起き一階へ向かった場合は、また3人が扉の前を通過していく。
自分以外の人が部屋の扉の前を何度も通過する部屋なんて、落ち着くはずがありません。
トイレから離れた位置に
寝室は、トイレから離れた位置がイイ。よって洋室Dも却下。
朝方は必ずトイレに行くほどの頻尿です。人のチョロチョロ、ブリブリ、カラカラカラ、ジャーって音はなるべく聞きたくありませんよね。トイレに近い方がイイってのは一人暮らしの人オンリーの話。家族といっしょに住んでいると話は別です。
自分以外のトイレの音を聞かなきゃならない部屋なんて、気になって寝れません。
●階段からは遠い方がイイ
●トイレから離れた位置に
寝室の位置は3つの事を意識すべきって事ね
安眠できる間取りを依頼
我が家は、洋室Bのような位置に主寝室を持ってきました。まだ子供も幼く、家族がほぼ同時に就寝することから上記メリットはまだ感じられませんが、失敗じゃないはず。気になるなら答え合わせとして、プロがどんな間取りを作るのか依頼してみましょう。
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主寝室と一階の関係も必須
実は主寝室の位置を決める際、二階の事ばかり考えててもダメなんです。さらに一階の間取りとの関係も考慮してベストな位置に配置するのは必須。
下記に一階の間取りに二階の洋室を配置してみたところ、一階だけの見解は洋室Aがベスト。次いで、洋室B、洋室D、洋室Cの順番となるはずです。だからこそ我が家は、一階二階のどちらも考慮して洋室Bを主寝室にしたのでした。
キッチンの上は史上最悪
キッチンの上の部屋は最強最悪レベルです。
深夜には食洗機が稼働してウォンウォンうるさいし、朝から食洗機の食器を片付けるカチャカチャ音は耳障り。さらには朝ごはんのレンチンやジュージューなど、まだ寝続けたい人には苦痛でしかない。洋室Cはやっぱりダメ。
水回りの上は将来ヤバい
水回りの上の部屋も将来的にはヤバいレベルです。
以前の実家のわたしの部屋がそうだったのですが、朝から洗濯機が動くし、夜な夜な遅くに風呂入られるとシャワー音が耳障り、引き続きドライヤーの音が鳴り響きます。就寝時間がズレてくる将来的には気になるでしょう。洋室Dもやっぱりダメ。
リビングの上が妥協案
リビングの上の主寝室がギリギリ妥協案。
夜遅くに帰ってきた一般常識人は、リビングでボリューム大でテレビは見ないはず。クスクスと笑い、ヒソヒソとお話をするのが一般的。また、昼間の来客中リビング上に子供部屋があると、うるさくて落ち着かないとも聞きます。
リビング上に主寝室を配置すると、昼間は静かなリビング(主寝室に誰もいないから)、夜中も(多分)静かな主寝室。そう考えると、リビング上に主寝室を持ってくる洋室Bが正解なのです。
和室の上は最上級
和室の上が主寝室ならば最上級。
和室は落ち着きの象徴であり、騒がしいイメージはありません。和室に人がいてもゴロゴロしたり、客間としてしんみりしている印象。ましてや夜の和室なんて寝ているイメージしかない。一階だけならば洋室Aが最適だったでしょう。
●水回りの上は将来ヤバい
●リビングの上が妥協案
●和室の上は最上級
注文住宅を建てる際、安眠できる主寝室の位置について考えたお話でした。道路側を避けてトイレ、階段からは遠くに、さらに一階のリビングか和室の上にしていれば間違いないかと思います。そもそもどこでも寝れる人は、どこでも正解となり得ますけどね。
今回の記事を読んで考えた結果、安眠できる主寝室を確保しました!って言われる日を心待ちにしております。
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