共働き世帯にとって「家事楽動線」と聞くと、つい飛びつきたくなりますよね。そして、キッチンの家事楽動線といえば横並びダイニング、むしろこれぐらいしか知らないのが現実です。
ただ、キッチンは他に「後片付け動線」も重要なのです。ここをミスるとせっかくの新築がえらいことになってしまいますよ。
キッチンの家事楽動線って何がある?
後片付け動線を考えてないとどうなる?
後片付けが楽になる方法を教えて!
わたしがキッチンの後片付け動線を綿密に考えた結果、5年経った今でもキッチンの秩序を保てています。これは効果がありそうと思いましたので、こっそりお伝えしておきましょう。
●食器の後片付けを軽視した未来
●食洗機後の片付けが楽になる案
この記事を最後まで読んだらきっと、迷宮入りしている「キッチンの家事楽動線をどうするか問題」について解決できるかと思います。
今注文住宅を計画中の方で、マイホームで失敗したくない、家づくりで後悔したくないと思っている人、ほんのちょっとだけわたしの大きなひとりごとにお付き合い下さい。
忘れがちなキッチン家事動線
キッチンの家事楽動線には主に3つあると考えています。
ひとつ目は、シンク・コンロ・冷蔵庫を結んだ三角形が短い方がイイという動線。ふたつ目は、横並びダイニングで知られる配膳・後片付けの動線。みっつ目は…というとほぼ答えられない人ばかりでしょう。
それは、洗った後の食器を片付ける動線です。
あー、片付けもあったね
食器の後片付けを軽視しがち
後片付けが忘れられる理由は、みんな勘違いしてるんですよ。
おそらく、ほとんどの人が食洗機に皿をぶち込んだら皿洗いは終了と勘違いしていますが、実はそこから食器棚にお皿を戻すという名もなき家事があるのです。
料理を作るのが派手で目立つものだとしたら、後片付けなんて地味で控えめ。みんな軽視してきっと考えもしないんです。でも、わたしはこの動線がめちゃくちゃ重要だと気付いてました。
地味なとこまで気になるのよ
数年後には汚部屋になる未来
片付け動線を考えないと、高確率で汚部屋になります。
そのメカニズムは、食洗機後のお皿を片付けるのがめんどくさい→洗った後も食洗機内にそのままになる→次の汚れた食器が入れれない→シンクに山盛りになる→これが日常と化す。これです。
汚部屋になっちゃうのか…ヤダな
後片付けのことを考えた計画
そこで、後片付けが楽になるように考えてみました。
考えたポイントとして、食洗機から一歩も動かず、膝や腰に負担をかけず、さらに引き出しを開けっぱでガンガン戻せるようにしました。これがホントの家事楽動線だと思ってます。
●引き出し開けても当たらない
●膝や腰を曲げなくてイイ高さ
一歩も動かず皿を戻せる配置
食洗機と食器棚との距離は、なんと0歩で完結です。
食洗機の前に立って手を伸ばせば食器を片付けられる、そうなるように背面収納との幅は90センチにしました。ここが広いと片付けも億劫になるのでキッチンの通路幅は重要です。
引き出し開けても当たらない
すべての引き出しを開けっぱでも問題なし。
背面収納の奥行きが45cm、トール収納は引き戸。そのおかげで食洗機の扉を開けっぱで収納を開けても問題ありません。これでガシガシお皿を戻すことが可能となります。
膝や腰を曲げなくてイイ高さ
老後にも優しくほぼ立ったままで戻せるように。
一番使いやすい位置は肩から腰までの高さと言われています。このゴールデンゾーンを食器の収納にすることで、食器を片付けるときに膝や腰に負担がかかりません。これぞ正に家事楽。
これは後片付けが楽そうだな
5年間シンクに山盛りはない
功を奏してか、うちの家のシンクは常にキレイな状態です。
食器を洗って戻すのはわたしの担当ですが、汚部屋出身でめんどくさがり屋のわたしでも毎日戻せてます。これはきっと、後片付け動線が機能しているからだと思ってます。
毎日欠かさずやれてますよ
食洗機に合った物を買うべし
ひとつアドバイスとして、食器は食洗機に合ったものにすることが重要だということ。
プラスチック製の軽い物、コップの裏が水が溜まる仕様、深いお皿などは即ヤメ推奨。軽くてひっくり返ったり、水が溜まって乾燥しきれなかったり。片付けるときに毎回イラってしてます。
(使わないでとお願いしても、聞いてくれない人がいるんです…)
乾燥しやすい食器を買うべきよ
後片付けまでを考えた間取り
結果、食洗機後の後片付けも重要だと悟りました。料理や配膳などの動線にこだわるのも分かりますが、どうせなら後片付けの動線も考えるべきではないでしょうか。
もしこの記事を読んで、後片付けの動線も楽にしたいという人がいるのであれば、プロに間取りを依頼してみましょう。
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もっと片付けを楽にする方法
最後に、さらに片付けが楽になる方法についてお話させてください。
追加で、キッチンペーパーを近くに配置し、キッチンツールはコンロ下に置くのも有効です。そして普段使う食器類はなるべく必要最小限にしたらもっと楽になると思います。
●キッチンツールはコンロ下に
●普段使いの食器たちは最小限
キッチンペーパーは一歩圏内
キッチンペーパーは食洗機近くに配置するのがベストです。
基本的に乾燥までやってくれる食洗機ですが、微妙に濡れたままのものも存在します。それをまた放置すると散らかる元ですので、キッチンペーパーでササっと拭く。これがベスト。
キッチンツールはコンロ下に
キッチンツールはコンロ下にするのもあり。
うちは、お玉やトング、フライ返しなど絶対にコンロで使うものもシンク下に置いているため、片付けがやや億劫に感じます。これらはコンロ下に保管するのが正解ですね。
普段使いの食器たちは最小限
普段使う食器の数は少なくするのが正解。
普段使いの食器が多いと片付ける場所も増えます。増えすぎると0歩で片付けるのが難しくなりますので、少ない方が断然家事楽。実際必要な食器ってごくわずかですよ。
家事楽になる方法を常に探してる
まとめ
注文住宅を建てる際、キッチンの家事楽動線についてのお話でした。
キッチンの家事楽動線は、料理、配膳だけじゃなく後片付けの動線も考えるのが一流です。最後まで家事楽にしたいのなら、食洗機から食器棚の動線を近くに配置してみてはいかがでしょうか。
今回の記事を読んで考えた結果、後片付け動線も考えて計画しました!って言われる日を心待ちにしております。
後片付けほど楽にしましょう
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