シンボルツリーにアオダモを植えたい人が続出中と聞きます。日陰にも強く、細く伸びる枝や葉っぱがカッコイイと話題で、花や紅葉も楽しめ成長速度も遅いのも人気の理由ですよね。
ただ、5年後のアオダモの現実を知ってもまだ言えるのでしょうか。
アオダモってやっぱおすすめ?
アオダモの5年後ってどんな感じ?
アオダモの成長速度を教えて!
うちがシンボルツリーにアオダモを植えて早や5年、もうわたしの知っているアオダモではなくなりました。こうなるのを知ってたなら、違う樹種という選択肢もあったのかも知れませんね。
●アオダモの5年間の全成長記録
●アオダモの成長速度は想像以上
この記事を最後まで読んだらきっと、迷宮入りしている「シンボルツリーにアオダモってどうなのか問題」について解決できるかと思います。
今注文住宅を計画中の方で、マイホームで失敗したくない、家づくりで後悔したくないと思っている人、ほんのちょっとだけわたしの大きなひとりごとにお付き合い下さい。
今もアオダモは好きですか?
住んで5年経った今、アオダモはもう嫌いになりました。
家自体はローコストで無難な外観でしたが、シンボルツリーにアオダモを植えてライトアップしたことでおしゃれになった気がして満足してました。でも、今は人にはおすすめしないでしょう。
えー、嫌いになっちゃったのか
魅力が見る影もなくなってた
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嫌いになった理由は、実際に植えてみると想像どおりではなかったからです。
アオダモのビジュアルは完璧。細く伸びる枝、チラホラ付いた葉、そして新緑が楽しめ花も咲き紅葉して落葉する…これ以上ない木ですよね。ただ実際はこんなアオダモにはなりません。
●ちょこちょこと付いた葉っぱ
●日陰に強く四季も感じれる事
こんなアオダモは幻ですよ
アオダモの5年間の成長記録
ここで、アオダモの成長記録についてまとめてみました。
2020年から2024年までの5年間、うちの株立ちのアオダモは北側の日陰で過ごしています。枯れることなく成長し続けていますが、わたしの想像とは少し異なっていました。
2020年
2020年、アオダモはうちにやってきました。
地植えされていた山?植栽屋さん?まで行って選んだお気に入りのアオダモ。やや葉っぱは多いものの、細長くヒョロヒョロとした感じが大好きでした。
2021年
2021年、涼しげなイメージとは異なり葉がザワザワし始めます。
根付いて調子に乗って来たのか、たった一年でめちゃくちゃ葉っぱが増えました。確かこの年、小さな花が咲いた記憶です※まさか二度と花が咲かなくなるとは思いませんでした
2022年
2022年、うちでは絶対に紅葉しないことに気付きました。
本来は葉が真っ赤に染まり秋を楽しめる予定でしたが、うちのアオダモは無理っぽい。場所が悪いのか病気なのか、いつも秋前には紅葉というよりも枯れて落ちてしまうのです。
2023年
2023年、切っても切っても葉っぱはボーボーになります。
インスタやYouTubeで見るようなチラホラしか付いていない葉、あれは嘘だと気付きました。毎年のように切っても常にボーボー、頭が重く枝が折れるか心配になります。
2024年
2024年、もう二階の書斎から手が届くほどに成長しました。
あまり成長しないように葉っぱを少なく剪定してたのに、お構いなしにグングン伸びて行ったのです。しかも右に曲がって曲がって。もうヘンテコな形になっちゃいました。
なんか最初とイメージ違うよね
アオダモの5年後の悲惨な姿
アオダモの成長に脅威を感じ、ついにバッサリ伐採しました。
一番太い幹はバットぐらいの太さまで成長したことで、怖くなっちゃいました。そして知識もなくテキトーに切ったからか、上の方で枝が暴れて見る影もなくなりました。
こんなアオダモなら絶対植えてませんよね。でもこれがアオダモを植えるという現実です。細い枝、少ない葉っぱ、四季を感じる、すべて妄想だったのです。
こんなアオダモならいらんわ
成長速度が思ったよりも早い
一応付け足しておくと、成長速度は思ったより早いです。
アオダモの成長速度は「ゆっくり」と書かれていることが多く、年10cmしか伸びないって聞くと遅く感じますが、体感ではかなり早いです。最終樹高5mに達するのもあっという間かと。
あっという間に伸びるんだね
アオダモ以外の選択肢を依頼
結果、アオダモは「なし」だと悟りました。管理されていれば確かにカッコイイのですが、その管理が素人にはできません。もっと管理が楽な樹種を検討してみてはいかがでしょうか。
もしこの記事を読んで、アオダモ以外を選択をしたくなったという人がいるのであれば、プロに外構を依頼してみましょう。
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まだアオダモを植えたい人へ
最後に、それでもアオダモを植えたい人へアドバイスしておきます。
そもそもシンボルツリーを植えると道具が必要ですし、剪定をそれなりに勉強しなければカッコイイ状態は維持できません。そして、四季を楽しむためには植える場所にも注意しましょう。
●高さを抑える剪定を学ぶべし
●植えるスペースはプロと相談
シンボルツリーは道具が必要
アオダモに限らず、シンボルツリーを植えると道具が必要になります。
剪定するためのハサミ、高さのある木ならはしご、落ち葉掃除のためのブロワバキューム、さらにこれらを収納する物置き。これらを揃える覚悟はありますか。
高さを抑える剪定を学ぶべし
剪定を業者に頼まないのなら、絶対に勉強すべきです。
いつ剪定するか、どの枝を切るか、高さを抑えるための芯止めはどうするか。アオダモ本来の涼しげで自然な樹形を維持するためにも、剪定の知識を身に着けるべきです。
植えるスペースは考えるべし
アオダモは植えるスペースを間違うと楽しめません。
うちのアオダモは家の近くに植えてしまったことで軒下になり、ちょっとの雨では当たりません。かといって水道が近くにあるわけではないため、地植えなのに万年水不足です。
さらに基本的に一年中日陰の場所なのですが、夏の西日だけはもろに受ける場所。もしかすると紅葉しないのは西日にやられてるかも知れません。場所が悪いって事ですね。
植物も手間がかかるんだよね
まとめ
注文住宅を建てる際、アオダモの5年後についてのお話でした。
超人気のアオダモですが、管理されていないと5年も経てば見る影もありません。もし自分が管理できる自信がないのなら、他の樹種を考えてみてはいかがでしょうか。
今回の記事を読んで考えた結果、シンボルツリーにアオダモはやめときました!って言われる日を心待ちにしております。
シンボルツリーはよく考えよう
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