家を建てるなら「広いリビング」はもはやマスト条件。他のどこを犠牲にしてもできるだけ広くって人も多くいる印象です。だって、家族全員が集う場所なんですからね。
ただ、広いリビングよりデュアルリビングのが優れているってご存じでしょうか。
リビングは広くか2つかどっちがイイ?
デュアルリビングってどんなリビング?
デュアルリビングを作る注意点を教えて!
うちは広いリビングをあえて諦め、6畳のリビング+4.5畳の和室のデュアルリビングにしました。暮らしていて分けて正解だったと感じていますが、致命的な失敗もしてしまったのです。
●リビングが1つしかない不満点
●デュアルリビングという解決策
この記事を最後まで読んだらきっと、迷宮入りしている「リビングはどうするか問題」について解決できるかと思います。
今注文住宅を計画中の方で、マイホームで失敗したくない、家づくりで後悔したくないと思っている人、ほんのちょっとだけわたしの大きなひとりごとにお付き合い下さい。
リビングに必要なのはどっち
リビングは広さを取るか2つに分けるかと聞かれたら「2つに分ける」と答えるのが正解です。
ほとんどの人が広いリビングが欲しいと要求するのでしょうが、実際に暮らしてみるとリビングが2つある方が使い勝手がいいことに気付くときが来るはずです。
意外に2つのほうがイイんだね
同じリビングでは誰かが不満
家族全員が同じリビングにいると、必ず誰かが不満を抱いています。
集団は個々が何かを我慢して成り立つものであり、それは家族という小集団でも同じことが言えます。このリビングという空間も「大人vs子供」で静かに対立しているのです。
うちは大人が我慢しているかな
大人が不満に感じていること
ここで、大人(わたし)が思う不満をぶちまけてみましょう。
もしリビングが広くても1つなら、子供のおもちゃで部屋が散らかるし、作品を飾りだすとインテリアが台無し。さらにテレビは常に子供の好きな番組になりがちなんですよね。
●インテリアが子供仕様になる
●テレビは子供がほぼ独占状態
おもちゃだらけで片付かない
リビングが広くてもおもちゃだらけなら、まず片付くことはない。
子供が小さいころはおもちゃをリビングに置くのが定番。定期的に処分しないとどんどんおもちゃが増えて行き、そのうちリビングの大部分がキッズスペースになちゃうんです。
インテリアが子供仕様になる
おしゃれなリビングに憧れたものの、結局はアンパンマン。
新築を建てたらおしゃれで高価なソファを置いて…って気付いたらアンパンマン!なんてよくある話。さらに保育園で制作したものが飾られ始めたら、もう生活感しかありません。
テレビは子供がほぼ独占状態
リビングでは数年間まともにテレビを見ることはない。
子供が退屈しないようにチャンネル争いは常に子供の不戦勝。テレビを見てる間は大人が相手しなくてイイからつい譲っちゃうんですよね。大人が見たい番組なんて見れるはずがありません。
これは皆が不満に思ってるはず
デュアルリビングという提案
そこで、提案したいのがデュアルリビングです。
デュアル(dual)とは「二つの」という意味ですので、デュアルリビングとは「リビングを2つ設ける」ということになります。昔は、家族用と来客用でリビングを分ける贅沢な仕様でした。
さすがに今のご時世「来客用」はナンセンスでしょう。
しかし、もし10畳のリビングを作る余裕があるなら是非2つリビングを設けることを検討してください。ただし、今は大人用と子供用(6畳+4畳)に分けるデュアルですよ。
リビングを2つにするって意味ね
大人と子供で分けるメリット
大人用と子供用でリビングを分けるメリットについて、ちょっと説明させてください。
リビングを分けることで、リビングは片付いた状態を維持でき、インテリアも大人仕様で問題ありません。さらに子供に左右されず好きなテレビを見れるメリットもあるんですよ。
●インテリアは大人仕様でイイ
●それぞれ好きな番組を見放題
常にすっきりとしたリビング
リビングを分けると片付いたリビングが手に入ります。
リビングなんてぶっちゃけテレビを見るだけ、普通に過ごしていれば散らかる要素がありません。子供のものが侵入しなければ、特に片付けなくてもキレイに決まってるんです。
インテリアは大人仕様でイイ
リビングを分けると憧れのインテリアが維持継続できます。
ホテルライク、北欧、ジャパンディなどなど、家を建てる時に憧れたインテリアがきっとあるはず。それらが原色バリバリのアンパンマンに侵される心配がなくなるんです。
それぞれ好きな番組を見放題
リビングを分けるとテレビのチャンネル争いはなくなります。
もうテレビは大人の好きな番組を見放題(少なくとも妻との一騎打ちだけ)。「おかあさんといっしょ」のような、大人がつまんない番組を見る必要がなくなるんです。
デュアルリビングって最高やん
テレビが見れるよう配慮して
うちの失敗点としては、リビングに隣接した和室にテレビのことを考えなかったことでした。
「リビング横に部屋を作る」ここまではあるあるですが、そこにテレビを設置するという概念がありませんでした。むしろこれが一番重要だったのです。
テレビの置き場、コンセント、アンテナ端子。これらを設置しなかったことで、2つリビングがあっても子供らとのチャンネル争いは続くでしょう。これが唯一の失敗でした。
●テレビ用コンセント
●テレビのアンテナ端子
これホントに後悔してるところ
デュアルリビングを作るべし
結果、リビングは「デュアルリビング」が正解だと悟りました。大人と子供が同じ空間にいるのはやはり無理がありますので、リビングを分ける選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。
もしこの記事を読んで、デュアルリビングにしたいという人がいるのであれば、プロに間取りを依頼してみましょう。
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デュアルリビングのここ注意
最後に、デュアルリビングにする時の注意点についてお伝えしておきます。
大人用と子供用の2つのリビングを設けるなら、互いに隣接させつつ、用途に応じて簡単に仕切れる扉を設置しておくこと。そして洋室と和室にすればさらにイイのかなと感じました。
●容易に仕切れる扉を設置する
●リビングは洋室と和室にする
2つのリビングは隣接させる
2つのリビングは離さず隣接させておくこと。
リビングを2つ設けることの懸念として、家族がバラバラになるということ。それを避けるためにもお互いを隣接させ、空間として繋がっている状態にしておくべきかなと。
容易に仕切れる扉を設置する
簡単に仕切れる扉はないよりあった方がイイ。
仕切りのない部屋は開放感があってイイのですが、デュアルリビングの場合は時には仕切れる方がイイ。来客時などで仕切りたい状況は多々ありますからね。
リビングは洋室と和室にする
できれば2つのリビングは洋室と和室にしてみて。
一定数「和室不要派」がいますが、和室ホントにイイですよ。椅子座と床座、フローリングと畳、ソファとこたつ、洋室も和室も甲乙つけがたい魅力がたっぷりなんですから。
これらの仕様だけはマストにしよかな
まとめ
注文住宅を建てる際、リビングはどうするか問題についてのお話でした。
広いリビングに憧れる気持ちは分かりますが、リビングが2つあることは最強の一手です。もし10畳のリビングが可能であれば、大人用と子供用に分けてみてはいかがでしょうか。
今回の記事を読んで考えた結果、デュアルリビングにしました!って言われる日を心待ちにしております。
余裕があればリビングは2つが正解
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