世の中には二種類の人間がいるのをご存じでしょうか。それは「リビングをなるべく広くしたい人」と「リビング横に部屋が欲しい人」。意外にこの問題、夫婦で意見が分かれるんですよね。
どっちにしようかと悩んだとき、必ず疑問が湧いて出てきます。
リビング横の部屋って結局いるの?いらないの?
リビング横の部屋の使い方が分からないから教えて!
リビング横の部屋ってうるさいってマジ?
当時わたしもどちらがいいのか悩んで調べ尽くした結果、リビング横に和室を作りました。そして早や5年が経過したのですが、今でもやっぱり部屋を作って正解だったと感じています。
●部屋の使い方はこんなにもある
●個室で使うのならココに要注意
この記事を最後まで読んだらきっと、迷宮入りしている「リビング横の部屋をどうするか問題」について解決できるかと思います。
今注文住宅を計画中の方で、マイホームで失敗したくない、家づくりで後悔したくないと思っている人、ほんのちょっとだけわたしの大きなひとりごとにお付き合い下さい。
リビング横の部屋はいるのか
リビング横の部屋はいるのかいらないのかと問われたら、今でも「いる」と答えます。
リビングを出来るだけ広くするのが今の流行りですが、わたしはリビングの広さを削ってでも部屋を作ることをおすすめしています。この部屋を「いらない」という人、正気ですかと言いたい。
リビング横の部屋はいるってことね
引き戸で間仕切れるメリット
引き戸で仕切れるリビング横の部屋、これがなかなかメリットがあるんですよ。
必要なときは引き戸を開放し、また必要なときは扉を閉めて遮断する。ただそれだけで、リビングや部屋を見られずに済み、リビングが散らかるのも防げるんです。
●リビングが散らかるのを防ぐ
リビングや部屋を見られない
まず、一瞬でリビングや部屋を隠せるというメリットです。
ただ引き戸を閉めるだけで、散らかったリビングを隠したり、逆にごちゃついている部屋側も隠すことができます。一瞬で見せたくない方の部屋を隠せるのが最大の魅力ですね。
リビングが散らかるのを防ぐ
そして、リビングが散らかるのを間接的に防ぐことです。
ただ広いだけのリビングは物が無限に溢れがち。しかしリビング横に部屋があると、その部屋に納まる範囲内で管理しようとすることで、リビング全体が散らかるのを防ぐことも出来ます。
隠せて防げるって最高じゃん
デメリットは存在するか否か
では、リビング横に部屋を作るデメリットがあるのかというと、正直見当たりません。
普段扉を開けっ放しにしておけば広いリビングとして使えるので、リビングは狭くなりません。デメリットをあえて言うなら、扉代がかかることぐらいでしょうかね。
デメリットなしってスゲー
リビングの横の部屋の使い方
ここで、リビング横の部屋の使い方について説明しておきましょう。
使い方としては、客間、寝室、子供部屋、書斎、そして物干し部屋と多岐にわたります。それぞれ甲乙つけがたいほど魅力的ですので参考にしてみてください。
●寝室
●子供部屋・キッズスペース
●書斎・ワークスペース
●物干し部屋
客間
あまり重視されないけれど、客間として使うのはやっぱり便利でした。
来客が来るとき、リビングを片付けなくてもいいんです。引き戸を閉めて隣の部屋で接客できるのはやっぱり便利。今後、家庭訪問などリビングに通しにくい来客時にも重宝すると思います。
寝室
もっとも助かったのは、寝室として使うことでした。
赤ちゃんや子供たちの昼寝、横になりたいときのごろ寝、病気や感染症の隔離、来客用の寝室、老後の主寝室など。扉を閉めたら明るさや音を調整できるってのがイイんです。
子供部屋・キッズスペース
今一番熱い使い方は、子供部屋にすることです。
未就学児のときのおもちゃスペース。就学後はリビング学習として学習机を置き、ランドセル置き場や勉強部屋にもなる。この部屋のおかげで本来のリビングが散らかることはありません。
書斎・ワークスペース
すでに定番化したリモートワークがある仕事なら、書斎やワークスペースにも有効です。
リビング横で普段は家族を見守りながら仕事ができ、リモート会議では子供に邪魔されないよう引き戸を閉めて遮断。これで仕事に集中できる個室に大変身です。
物干し部屋
天気の悪い日にはランドリールームにもなります。
梅雨や冬など外で洗濯物が乾きにくいとき、快適なリビングは物干し部屋にもなります。室内干しした後は畳んでアイロンもかけれます。扉を閉めれば洗濯物のごちゃつきも気になりません。
リビング横の部屋は使い方がいっぱい
いらない理由がひとつもない
ここまで言われたら、リビング横の部屋がいらない理由ってひとつもないんですよね。
いつもは引き戸は開けっぱで広いリビングにできる。来客時には生活感を隠す。寝るときや仕事のときは視線や音を遮断。そしてデメリットなし。もうリビング横の部屋は採用決定でしょ。
ホントに部屋を作って正解でした
洋室か和室、どっちが正解か
部屋を作るのが確定したら、次は洋室か和室かで悩むはず。ま、どっちでも正解ですよ。
家具を置いて用途を固定(寝室、子供部屋など)したいのなら洋室、家具を置かず用途を転用したい(食う寝る遊ぶ、学ぶ働くなど)のなら和室って感じで選べばいいと思います。
●学習机や本棚、ピアノを置く
●リビングとの一体感が欲しい
●簡単に昼寝やごろ寝がしたい
●転んでも柔らかめの床がいい
どっちも捨てがたいってことよ
知っておきたい部屋の注意点
残念なお知らせですが、この部屋を個室として使うには弱点があることを伝えねばなりません。
その弱点とは、うるさいこととプライバシーがないこと。個室に求めるのは静かでプライバシーを保つことのはずです。だから、リビング横の部屋はあくまで臨時の部屋でしかないんですよ。
●思春期の子供部屋にはするな
音がうるさいって噂はホント
リビング横はうるさいのかと言われれば、おっしゃる通りです。
リビングは家族全員が集まるパブリックスペース、うるさくないなんてあり得ません。特に気になるのは、話し声とキッチンを片付けるガチャガチャ音が耳障りと感じてます。
●テレビの音
●料理している音
●食洗機の音
●食器を片付ける音
さらに、間仕切りしている3枚引き戸は隙間が大きく防音性ペラペラです。そんな理由から、リビング横の部屋はうるさくて個室では使いにくいと感じました。
思春期の子供部屋にはするな
思春期以降の子供部屋にと考えている人、頼むからやめてあげてください。
中学生、高校生ともなれば、親から何をしているか気配を悟られるリビング横の部屋なんてただの地獄。たった1秒でドアを開けられる部屋なんて、プライバシーもクソもないですからね。
リビング横の部屋はやっぱうるさいのか
リビング横に部屋は作るべし
結果、個室で使うには難があるものの、リビング横には部屋を作るべきだと悟りました。20畳のリビングにするぐらいなら、16畳のリビング+4畳の個室を作った方がいいのではないでしょうか。
もしこの記事を読んで、リビング横に部屋を作りたいという人がいるのであれば、プロに間取りを依頼してみましょう。
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リビング横は誰が使うべきか
最後に、リビング横の部屋を個室として使うなら、誰が使うべきかをまとめてみました。
この部屋は普通の個室とは一味違い、音もうるさいしプライバシーにも欠ける部屋。そう考えると、音を気にしない、夜遅く朝早い、他に部屋がない人らが使うのが正解なのかなと。
●家族で一番夜遅くて朝早い人
●他に部屋がもらえなかった人
多少の音なんて気にしない人
まず、音なんて気にしないワイルドな人に向いています。
どんなにうるさくてもガーガーと寝れる人、ちょっとやそっとじゃ起きない人、逆に自分の方がうるさい人。イメージ的には豪快な旦那様が向いているかも知れません。
家族で一番夜遅くて朝早い人
家事が好きなショートスリーパーの人も向いています。
いつも夜遅くまでリビングで家事をして、誰よりも早く起きて家事をする人。そんな人ならリビングの音に悩まされずに済みます。ワンオペで家事をする奥様とか向いているかも知れません。
他に部屋がもらえなかった人
家族が思いのほか増えてしまい、他に部屋がないのなら子供でも候補です。
兄弟姉妹で同じ部屋だったとか、自分の部屋がない子供もいるんです。部屋はないよりあった方がいい。リビング横にしか部屋が余ってないのなら、子供部屋もありにはなりますね。
部屋はないよりあった方がマシ
まとめ
注文住宅を建てる際、リビング横の部屋についてのお話でした。
リビングが狭くなるわけじゃないのに部屋がひとつ増えて、さらに使い方は無限大。こんな魔法を採用しない手はありません。是非リビング横の部屋を検討してみてはいかがでしょうか。
今回の記事を読んで考えた結果、リビング横に部屋を作りました!って言われる日を心待ちにしております。
リビング横の部屋は必須でしょ
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