主寝室にあるウォークインクローゼットや一階にあるファミリークローゼットってだいたい3畳の広さで設定されています。ただそれってホントに自分たちが満足できる広さなのでしょうか。
家族4人ならだいたいこのぐらいですって言うけど、みんなその根拠がないんですよ。そんな皆さんに朗報です。暇人なわたしが実際に服を掛けてみて差し上げましょう!
●実際に服をハンガーで掛けてみた
●1畳なら40着がジャストでした
この記事を最後まで読んだらきっと、ウォークインクローゼットやファミリークローゼットの広さをどうすればいいのか、その答えを見つけることができるかも知れません。
今注文住宅を計画中の方で、ウォークインクローゼットにどれだけの服が掛けられるのか知りたい人、ほんのちょっとだけわたしの大きなひとりごとにお付き合い下さい。
服の収納は1畳で足りるのか
ウォークインクローゼットの広さを決めるのって難しくないですか。
収納はひとり1間(1畳)、ファミリークローゼットは3畳が目安、こんな噂を聞いたことがありますが、それが自分に合ってるかは疑問です。人それぞれ持っている服の量は違いますからね。
そんな疑問から今回、1畳のハンガーポールにはどれくらい服が掛けられるのかを検証しようと立ち上がりました。
わたし、暇人ですから
この前提条件で検証してみる
まず、調査するにあたり前提条件を決めておきます。
その理由は、この調査は条件次第で結果が異なってしまうからです。わたしが調査したのはあくまで下記条件での結果となっておりますこと、ご了承ください。
●春夏秋冬関係なくごちゃ混ぜ
●大人服と子供服の両方で確認
ハンガーポールの内寸76㎝
まず、服を掛けるハンガーポールの内寸は76㎝で検証します。
これはうちの半畳分のハンガーポールの長さになりますので、最終的に結果×2倍をすれば1畳分相当という考え。半畳(91㎝)に対し、実際は76㎝しかない掛けれないのが驚きですね。
春夏秋冬関係なくごちゃ混ぜ
次に、掛ける服は季節関係なくランダムに入れていきます。
ペラペラの夏用サマーパーカーとモコモコの冬用ダウンジャケットの数次第で結果が異なりますが、ここでは季節関係なく混ぜることによってリアルな枚数を確認できるかと思います。
大人服と子供服の両方で確認
さらに、大人用と子供用の2パターンで確認します。
ホントなら大人用だけでも十分なのですが、写真的に差が伝わりにくい、黒っぽいものが多く見た目が悪いという理由から、子供用を含めた2パターンで確認しました。
さあ、これで検証してみようか
ドンドン服を掛けてみた結果
お待たせしました。では、実際に服を掛けていきます。
今回はうちのクローゼットの半畳分のスペースに、10着~30着まで5段階にて検証しています。それぞれわたしが感じた感想も記載していますので参考にしてください。
●15着で個人的にはイイ感じ
●20着が一般の人の許容範囲
●25着は我慢できるギリの線
●30着は掛けれるけどアウト
10着はスッカスカで寂しい
まずは10着、これはさすがにスッカスカです。
どこぞのオシャレな服屋さんみたいなゆったりとした間隔でした。スペースを無駄にしているような罪悪感。ゆとりがあると言えばそれまでですが、ちょっともったいなく感じました。
15着で個人的にはイイ感じ
次に15着、個人的にはこの感じが好きでした。
見た目よりも実際はゆとりがあります。写真では一見詰まっているようにも見えますが、服の間は風が通るんじゃないかと感じるほどです。わたしのおすすめは15枚ですね。
20着が一般の人の許容範囲
そして20着、ここが一般的にはちょうどいい感じかと。
取ったり入れたりに支障はなく、これぐらいがベストなんだろうなと感じるレベル。ハンガーの間隔を見ても均等になっており、どれかが窮屈になってることもありませんしね。
25着は我慢できるギリの線
さらに25着、ここが許される限界なのかなと。
古着屋さんとかでありがちなギューギュー感が出てきました。明らかに詰め込み過ぎだと感じるレベル。ただ、最悪ギリギリここまでならセーフとしましょうか。
30着は掛けれるけどアウト
最後に30着、これはもうアウトです。
見てください、この満員電車のような間隔。服がおしくらまんじゅうで押されて泣いてます、密です!半畳に30着は掛けれますが、限界は超えています。ただちに断捨離しましょう。
30着ぐらいの人、多そうだけどね
1畳に40着を収納の目安に
ということで、1畳のハンガーポールには40着を目安にしましょう。
半畳の結果×2=1畳分として、ゆとりを感じたいなら30着、ストレスのないジャストサイズなら40着、ギリギリまで詰め込みたいなら50着、これがわたしが検証した答えです。
1畳=40着って覚えましょう
掛ける収納はもう過去の産物
意外に掛けれないなと思った人、ちょっと待ってください。
昔は外で干した洗濯物をそのまま直せるってことで「掛ける収納」が家事楽だと思ってましたが、今や乾燥機が当たり前、そもそもハンガーに掛けることすらありません。
普通の服はハンガーに掛けないってことは、ハンガーポールに掛ける服はアウターやスーツ系ぐらいでしょう。そう考えると、40着も掛けれたら十分じゃないでしょうか。
乾燥機はハンガーに掛けないもんね
超快適なクローゼットを依頼
結果、1畳のハンガーポールには40着がベストだと悟りました。手持ちの服と相談し、スペースを広くするか断捨離するか、苦渋の決断をするときが来たのではないでしょうか。
もしこの記事を読んで、自分のジャストサイズのウォークインクローゼットにしたいという人がいるのであれば、プロに間取りを依頼してみましょう。
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クローゼット計画時の注意点
最後に、ウォークインクローゼットの注意点についてまとめてみました。
憧れのウォークインクローゼット、採用しようと躍起になっているとついつい見逃しがちな注意点です。足元を救われないようにわたしが釘を刺しておきましょう。
●掛けると高さ100㎝は必要
●畳んだ方が省スペースになる
畳数よりポールの長さが重要
まず、クローゼットは広さよりもポールの長さが重要です。
ウォークインクローゼット3畳とい言いつつL字や変な形になっていると、ハンガーポールが思いのほか短いことがあります。何畳という言葉に騙されず、ポールの長さに注目してください。
掛けると高さ100㎝は必要
次に、服を掛けるときは服の長さは100㎝を目安にしてください。
日本人の平均身長でメンズのLサイズを着ているわたしの服を調べると、ほとんどの服はハンガーポールから90㎝の高さまでに収まりました。ただ、90㎝では袖が擦れるものもあります。
余裕を見るなら100㎝、これで9割以上は収まります。ですので、もしハンガーポールを2段にするなら1段目のポールの高さは200㎝、2段目は100㎝にするのをおすすめします。
畳んだ方が省スペースになる
最後に、服は掛けるより畳んだ方が収納量が増えると悟ってください。
掛ける収納はお店みたいで気分アゲアゲにはなりますが、やっぱり畳んだ方がいっぱい収納できます。是が非でも掛けようと頑張らず、畳む収納も考慮してください。
WICは憧れで終わるのが正解
まとめ
注文住宅を建てる際、ウォークインクローゼットの収納量についてのお話でした。
半畳のハンガーポールには20着が収納できます。1畳=40着と想定し、ウォークインクローゼットやファミリークローゼットの広さを考えてみてはいかがでしょうか。
今回の記事を読んで考えた結果、ウォークインクローゼットの広さの参考になりました!って言われる日を心待ちにしております。
掛けるのはアウターだけね
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