提案されたトイレの位置を見て、ここでイイのかと不安になりますよね。リビングや寝室から遠すぎると不便だけど、近すぎても音やにおいが漏れて落ち着いて用を足せませんから。
わたしは頻尿と便秘という相反する二刀流ですが、便利なトイレの位置をついに発見したんです。実はトイレの位置って「階段の横」が正解だったんですよ!
●一般的なトイレはココに配置する
●トイレの位置に迷ったら階段の横
この記事を最後まで読んだらきっと、膀胱が小さい人もお腹が激弱の人もべスポジのトイレの位置を見つけることができるかも知れません。
今注文住宅を計画中の方で、トイレの位置について迷っているという人、ほんのちょっとだけわたしの大きなひとりごとにお付き合い下さい。
トイレは音とにおいに要注意
まず、トイレとはどんな場所かをおさらいしておきましょう。
トイレとは「チョロチョロ、ブリブリ、カラカラ、ジャー」っと不快音を奏でる場所であり、おしっこのアンモニア臭、うんちのスカトール臭などの刺激臭も発生する最悪な場所なんです。
うるさくてくさい場所ってこと
トイレ回数と行くタイミング
ここで、トイレへ行く回数とタイミングについて思い出してください。
一般的に排尿の回数は 1日5~7回、8回以上は頻尿と言われています。その 7回 について1日を振り返ると、おそらくこんな感じになるのではないでしょうか。
●朝、出かける前
●昼、昼ごはん前後
●夕、帰宅後すぐ
●夜、風呂入る前
●夜、寝る前
●深夜、トイレで起きたとき
はい、こんなもんです
一般的なトイレの位置の候補
世間的にはトイレをどこに配置しているのかを調べてみました。
一般的には玄関ホールにあるトイレ、水回りを集中させた一角にあるトイレ、そして階段下のトイレの三カ所が主流です。それぞれのメリットデメリットを簡単に説明しましょう。
●水回り集中型の洗面横トイレ
●狭小地に人気の階段下トイレ
玄関ホールに隣接したトイレ
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いまどきのトイレは、玄関横が多い印象です。
玄関横トイレの一番のメリットは、漏れるギリギリで帰って来てもすぐトイレに駆け込めること。その他、玄関はほぼ立ち入らない場所なので落ち着いて用を足せることです。
玄関横トイレのデメリットは、家に入った瞬間にトイレ臭い玄関にならないかが心配(尿や便の臭いだけでなく、トイレの芳香剤の匂いも不快ですよね)
●人通りが少なくて落ち着ける
●来客者にも気軽に貸しやすい
●扉を開けると便器が丸見えに
●玄関先の来客中は使いにくい
水回り集中型の洗面横トイレ
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水回りを一カ所に集めたトイレもよく見かけます。
水回り集中型トイレのメリットは、風呂中にトイレが行きたくなっても安心(子供がよく行きたがる)、トイレ後の手洗いに大きな洗面所を使えるのが魅力的。
水回り集中型トイレのデメリットは、玄関から遠いとおもらしの危険性がある。脱衣所を通るトイレの場合、誰かが風呂中は使いにくいのが難点となります。
●トイレ後洗面台で手洗い可能
●配管設備が短くコストダウン
●風呂中のトイレが使いにくい
●来客が使うとき生活感丸見え
狭小地に人気の階段下トイレ
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階段下のトイレは、狭小地や建坪が小さい家に多い印象。
階段下トイレのメリットは、デッドスペースを有効に活用できること。そして、階段は家の中心に来ることが多いので家全体のトイレ動線がよくなる可能性が高い。
階段下トイレのデメリットは、暗い狭い怖いの三拍子で、風水的にもNGとされている。窓のないトイレでもイイという人以外はオススメできない。
●階段近くは便利な確率が高い
●省スペースなトイレが作れる
●天井が低く歪で圧迫感がでる
●風水的にはオススメできない
ざっとこんな感じですね
リビングトイレは極力避ける
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リビングから直接行けるトイレは、出来れば避けるべきです。
リビングトイレのメリットとは、夏でも冬でも温度差がなくヒートショックの危険性がないところ。だから子供も高齢者も安心です。
リビングトイレのデメリットは、LDKに音や臭いがダイレクトに伝わるのことで、さらに便器まで丸見えなら最悪です。来客はトイレを借りることなく早々に立ち去るでしょう。
●子供のトイトレや高齢者も〇
●無駄な廊下をなくす事が可能
●便器が見えると衛生的にイヤ
●来客はトイレをまず使えない
一人暮らしなら許せるけどね
トイレの位置は階段横が正解
考えた末、トイレは階段下ではなく階段横にすることがべスポジだと気付きました。
さらに階段と玄関を近く、さらに水回りも近く、さらにリビングからは適度に離せば…これがなかなか快適だったんですよ※二階にもトイレを設置しました
●一階使用中二階へ駈け込める
●ほぼ一階トイレで生活できる
●洗面所にいると落ち着かない
●健康なら二階のトイレは無駄
想定したすべての動線に対応
このトイレは、想定したトイレのタイミングのすべてを網羅しています。
朝階段を下りて用を足し、出かける前にもササっと。帰宅後もすぐイケて、風呂前も寝る前もサクサクっと行けます。二階にもトイレを配置してますので夜目覚めても問題なし。
一階使用中二階へ駈け込める
さらに、大ピンチのとき一階が使われていても二階へすぐ行けます。
子供たちは限界ギリギリまで我慢し、漏れる直前にトイレに行きがち。そんな時も、一階がダメならすぐ二階へ走って行き間に合ってます※大型ショッピングセンターも階段横ですよね
ほぼ一階トイレで生活できる
思わぬメリットとして、ほぼ一階のトイレで生活が事足ります。
二階トイレはグレードは低いのが普通ですが、うちはさらにケチってウォシュレットも暖房便座もついてません。グレードの高い一階トイレの使用率が上がるのはイイ傾向です。
玄関や階段の近くは冬が寒い
一方気になるデメリットが、冬寒いということ。
玄関は寒さが入って来やすく、階段からは冷気が降りてきます。その両方のせいなのか、真冬のトイレは寒く感じます。10℃を下回ることはありませんが、電気ストーブは必須ですね。
洗面所にいると落ち着かない
他には、洗面所に誰かがいると落ち着かないということ。
洗面所って意外と人のいる時間が長いんですよね。歯磨きや化粧、ドライヤーなど、人がトイレに籠っているときに限って誰かがいる率が高い気がしました。
健康なら二階のトイレは無駄
意外なデメリットとして、二階のトイレが不要かもということ。
階段横のトイレは二階へのアクセスもよく、ほぼ一階トイレで事足ります。夜中にトイレで起きない人なら二階のトイレは不要、今標準の二階のトイレは階段横ならいらんのです。
トータル、階段横トイレが正解
家相や風水とかは気にするな
これで完璧と思った矢先、トイレの位置がゴリゴリの鬼門でした。
鬼門(北東)のトイレは家相・風水的には絶対ダメな位置、どうしよう…って一瞬悩んだのですが、結局気にしないことにしました!気にしたら負けです。
家相より自分を信じよう
トイレ位置で後悔しない方法
結果、階段横のトイレが正解と悟りました。階段と玄関と水回りを近づけることで、トイレ動線が完璧になったのです。これがトイレの位置の最適解と言ってもいいのではないでしょうか。
もしこの記事を読んで、トイレの位置で失敗したくないという人がいるのであれば、プロに間取りを依頼してみましょう。
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最低限守るべきルールがコレ
最後に、「これだけは守るべき」ポイントについてお伝えしましょう。
トイレの位置もさることながら、うちの間取りには他にもこんな良さがありました。動線だけじゃない隠れたポイント、是非盗んで帰ってください。
●トイレの壁も居住空間と離す
●開けっぱでも便器を見せない
扉二枚で音と臭いを防御する
まず、LDKや寝室、子供部屋からは扉二枚を設ける。
音やにおいは扉二枚を挟むとホントに感じなくなくなります。これは必ず死守して欲しいこと。開放的な吹き抜けが増えていますが、音やにおいには要注意ですよ。
トイレの壁も居住空間と離す
次に、トイレの壁も離すよう心掛けてください。
トイレに隣接した部屋は音が必ず響き、扉を開けてるのと同じです。廊下を挟めればベストですが、収納を挟んででも防音すべきです。廊下のない家とか危険ですよ。
開けっぱでも便器を見せない
さらに、扉全開放でも便器が見えない工夫を。
うちのトイレはすべてのドアを開けっ放しても、LDKや和室、玄関からは便器が見えない配置です。これが意外に重要なことに気付きました。便器が見えない快適感、これ必須です。
これさえやれば完璧です
まとめ
注文住宅を建てる際、トイレの位置についてのお話でした。
玄関、階段、水回りのすべてを近づけて、居住空間から適度に離し、便器が見えないように配置する。たったそれだけで快適なトイレライフを楽しむことができるでしょう。
今回の記事を読んで考えた結果、トイレは階段横に設置しました!って言われる日を心待ちにしております。
心置きなくブッパしましょう
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