冬の乾燥対策って悩みますよね。ただでさえ乾燥する時期なのに、エアコンフル稼働するともうカピカピで湿度20%台にもなる事も。みんな加湿器必須とか言ってるけど、ちゃんとお手入れしないと逆に病気になるって聞くし。他に方法ないのかな…って考えてるママ、お待たせしました。
結論から言いますと、和室に洗濯物を干せるようにしてください!
注文住宅を建てる際、乾燥対策をどうするかを考えて建てなければなりません。最近の家は高気密高断熱化しており、乾燥が酷いとの報告が相次いでいます。ここでは、リビング隣に和室があれば、和室に洗濯物を干せるようにするのがオススメですよってお話をさせてください。
今注文住宅を計画中の方で、冬の乾燥対策について悩んでいる人、ほんのちょっとだけわたしの大きなひとりごとにお付き合い下さい。
冬の暖房での乾燥が酷すぎる
冬の室内ってめちゃくちゃ乾燥しますよね。
冬の暖房のメインと言えばエアコンだと思いますが、エアコンで部屋を暖めれば暖めるほど部屋が乾燥してしまうんです。だいたい外気温0℃、室温20℃の時の湿度は30%ほど。知識のないわたしには「で?」って感じなのですが、実は乾燥すると様々な弊害が起きるそうなんです。
喉が痛くて咳がゴホゴホ出る
空気が乾燥すると、喉がやられるらしい。
妻はエアコン嫌いで冬の乾燥にうるさく、ちょっとでも乾燥していると気が付くとゴホゴホしてます。やれ喉が痛い、やれ喉がカサカサする、やれ今日は空気が乾燥していると(湿度50%でも言うときがありますので、気のせいだと思いますが)ま、喉には悪いらしいです。
肌がかさつき痒くなってくる
空気が乾燥すると、肌が痒くなるらしい。
うちの子供は肌が弱く、身体中カイカイしてます。特に冬になるとそれが顕著に表れ、風呂上がりにクリームを塗ってても肌がボロボロ。これはきっと乾燥によるものなのでしょう。美肌のためには保湿しなさいってよく言いますもんね。
ウイルスが元気で病気になる
空気が乾燥すると、ウイルスが元気になるらしい。
毎年冬にインフルエンザが流行りますよね。それは、湿度40%以下になるとウイルスは空中に浮遊しやすくなり、生存時間も長くなるとか。乾燥ってウイルスにとって最高の環境。ウイルスと共存したくなければ、乾燥させてはイケませんって事です。
●肌がかさつき痒くなってくる
●ウイルスが元気で病気になる
エアコン嫌いな人多いよね
不快指数を快い状態にしたい
そこで具体的に湿度をどうすべきかは「不快指数」の「快い」を狙うのです。
以下の表が目安になりますが、不快指数が60~65は何も感じない。65~70が快い(気持ちイイって事)。そして70~75は暑くないって感じ。ここでどこを狙うかというと、せっかくなので最上級と思われる65~70を目指すのがセオリーでしょう。
●55~60 肌寒い
●60~65 何も感じない
●65~70 快い
●70~75 暑くない
●75~80 やや暑い
●80~85 暑くて汗が出る
●85~ 暑くてたまらない
不快指数65~70の快いにするには、最低でも室温19℃。室温19℃のときは湿度65%以上、20℃のときは40%以上、21℃のときは20%以上となります。ただし、ウイルス撲滅には湿度50~60%がいいと言われてますので、室温20℃、湿度50%が目標となります。
年中「快い」のが理想ではある
加湿器は解決策にはならない
湿度を50%にするぞって思った直後、真っ先に加湿器が浮かびました。
いろんなところで「最近の家は乾燥が酷いので加湿器は必須です」ってよく見ませんか?確かに加湿器は手っ取り早く湿度が上がりそうな気がしますし、あながち間違ってはいないのでしょうが、わたしは加湿器だけは絶対にオススメ出来ないんです。それはホントなんです。
ダイキンでもギリ湿度40%
あのダイキンでも湿度40%が限界でした。
LDKと隣の和室を開放すると一階の居住スペースは全部で20帖ほどになります。それをダイキンの空気清浄加湿器で加湿しようとしても、実際は湿度40%ぐらいが限度でした。最近の家は一部屋が大きく、加湿器一台では無理があるんだと思います※8帖の寝室だと湿度70%ぐらいになる
水補充が地味にめんどくさい
加湿器ってめちゃくちゃ水の補充がめんどくさい。
電気ストーブにホットカーペット、電気毛布にこたつ。家電って取り合えずコンセントに突っ込んでおけば使えますよね。唯一加湿器だけは、毎回水入れなきゃならないんです。これってめちゃくちゃめんどくさくないですか?ホント無理。
掃除しないと逆に体に悪影響
加湿器ってちゃんと掃除しないと危険って噂。
わたしが得た知識では、加湿器の中をちゃんと定期的に掃除しないと菌が増殖し、それを部屋中に振りまいてしまい呼吸器系がやられるとの事。健康にするために加湿をするはずが、逆に自分を苦しめるなんて。そんなにちゃんと掃除とかすると思いますか?
●水補充が地味にめんどくさい
●掃除しないと逆に体に悪影響
70歳の父でも加湿器はダメだって
和室に洗濯物を干したらいい
ここで気付いたのが、和室に洗濯物を干したらどうだという事。
加湿器はメンテがめんどくさいので却下すると、乾燥対策の2番手に挙がって来るであろう室内干しに注目してみました。試験的にリビングに隣接した和室に洗濯物を干してみたところ、湿度が50%近くまで上がったのです。これは理想的な数字。
冬の洗濯物の多さに困ってた
そもそも、冬の洗濯物が多くて地味に干し場に困ってました。
単純に着る枚数は増えますし、服も分厚くなります。まだ子供は4歳2歳ですが1回の洗濯では収まらず、1日2回洗濯しています。それに比例して乾燥機には入れれないモノも多くなってきて、干し場に困っていました。そこで部屋干しですよ。
暖房により洗濯物がよく乾く
暖房された部屋に干すと、洗濯物がよく乾きます。
寒すぎる外や寒い脱衣所に洗濯物を干しても、全然乾いてくれません。しかし、暖かい部屋に洗濯物を干すと思いのほか洗濯物がよく乾くのです。部屋干しというのは、洗濯物が乾きやすい、部屋の加湿にもなる、これぞ一石二鳥です。
リビングに干さなくてもイイ
和室に洗濯物を干すと、リビングには干さなくても済みます。
冬場はよくリビングに洗濯物を干している家が多々ありますが(ちょうど掃き出し窓のカーテンレールが多い)さすがにくつろぎの場のリビングの景色は最悪。それを和室にしちゃえば、リビングから外への景色も損なわれません。和室を犠牲にしたらイイんです。
●暖房により洗濯物がよく乾く
●リビングに干さなくてもイイ
和室=洗濯物=最高だよね
和室に洗濯物を干すためには
和室に洗濯物を干すにはちょっとした準備が必要です。
折りたたみ式の物干しスタンドでもいいのですが、やはり干していない時の置き場所に悩みます。せっかくの注文住宅であれば、せめて未使用時はスッキリとスタイリッシュに行きたいもの。そこで、こんなのを和室に取り付ける事をオススメしたいです。
鴨居があればギリ何とかなる
取り合えず、鴨居にかけとけば大丈夫。
そもそもうちは和室に洗濯物を干すという設定ではなかったのですが、それでも何とかなるもんです。和室には「鴨居」といって、ちょうどハンガーが掛けれるような出っ張りがあります。風とか当てると落ちてくるので要注意。
本気を出すならホスクリーン
まだ間に合うなら、天井に昇降式の物干しを仕込みましょう。
未使用時は天井に仕舞えて邪魔にならなず、洗濯物を掛けた後は天井近くまで上げておけば頭にも当たらない昇降式のホスクリーンがオススメです。ルームツアー動画とかでも和室にこれを仕込んでいる家をよく見かけます。これ設置しておいたら良かったなと今になって思います。
見た目を気にするならpid
pid4Mがスタイリッシュでイケてる物干し。
これぞ室内物干しの決定版。未使用時は何も無いように見え、使用時はしっかり洗濯物を干せる。先述のホスクリーンは天井にありますが、和室で寝転んだら視界に入って気になりそうですもんね。森田アルミ工業のpid4Mならば、ただのちっちゃい白い箱。これはオシャレですわ。
●本気を出すならホスクリーン
●見た目を気にするならpid
和室で干せるよう考えるべきだった
和室に物干し場がある間取り
浴室乾燥機、ランドリールームがあるから、うちは和室には干さず加湿器使います!っていう人もいますが、いつもいる場所に加湿を兼ねて干した方が絶対効率イイですよね。ここで、和室でも洗濯物が干せるようにプロに間取りを依頼してみましょう。
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和室に干した時の弱点がコレ
残念ながら、和室に洗濯物を干すとデメリットがあります。
加湿器を買う必要もなく、洗濯物も乾き、さらに加湿器より加湿が出来る。この一石二鳥ならぬ一石三鳥の技なのですが、ちょっと気になることもあります。ま、微々たるものだとは思いますが、この事実は知っておく必要があるかと思います。
生活感は最強に溢れ出ちゃう
やっぱり生活感は溢れ出ちゃいます。
うちはリビングと和室の間の鴨居に干しているせいもあるのですが、どうしてもリビングでくつろいでいると洗濯物が目に入ります。決して眺めがいいモノではありません。生活しているんだから生活感ぐらい出るでしょ!っていう断固たる決意が必要になります。
洗濯動線はクソ食らえになる
洗濯動線、何それ?ってぐらい動線はガタガタになります。
そもそも和室に干す予定ではなかったのもあって、干す→仕舞うの動線は最悪。いつもは数歩で完結しているだけにめんどくさい。それでも一階で完結しているので楽なはずなんですけどね。人間は楽を覚えるとちょっとしたことでも苦痛に感じるという事です。
畳がカビるとかは自己責任で
和室に洗濯物を干すと畳がカビるという噂がある。
これはよく言われている事ですが、わたしの考えとして、そもそも部屋が乾燥し過ぎているから干すのであって、それでも湿度50%ほどしかイかないのにカビる訳ないでしょと。それでカビたら知らんわって感じです。気になる人は干さない方がイイでしょうね。
●洗濯動線はクソ食らえになる
●畳がカビるとかは自己責任で
注文住宅を建てる際、和室に洗濯物を干すことについてのお話でした。ランドリールームや乾燥機では室内の加湿はしてくれません。加湿器はメンテも大変ですので、リビング横の和室に洗濯物を干すことをオススメします。これで湿度も上がり、冬も健康で元気に過ごせることでしょう。
今回の記事を読んで考えた結果、和室に洗濯物を干せるようにしました!って言われる日を心待ちにしております。
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