水回りって基本的にまとめた方がイイって聞くけど、実際どうなんだろう。ぶっちゃけまとめただけで家事動線がよくなる気がしないし。ただ、バラバラもダメな気がするし…って考えてるママ、お待たせしました。
結論から言いますと、水回りはまとめてください!
注文住宅を建てる際、水回りなんてどこでも好きなとこに配置すればいいじゃんって考えている人、ちょっと待って。ここでは、実際に住んでみた結果、水回りはまとめた方がイイですよってお話でもしてみようかと思います。
今注文住宅を計画中の方で、水回りをまとめなくてもいいかなと考えている人、ほんのちょっとだけわたしの大きなひとりごとにお付き合い下さい。
水回りをまとめるのが大人気
水回りとは、キッチン、トイレ、風呂、洗面脱衣所の総称です。
水回りをまとめるというのは基本中の基本であり、最近では水回りが一直線の間取り、水回りが回遊動線の間取りなどがかなり人気があるのかなと感じます。使い勝手良さそうですもんね、なんとなくですけど。
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バラバラの家ってあんま見ない
水回りをまとめるメリットは
水回りをまとめるのは、当然ながらメリットがあるからです。
調べたところ、キーワードは「家事動線」「コスト」「トラブル」の3つ。このキーワードが施主の心をわしづかみ、ほとんどの新築は水回りをなるべくまとめる事を選択しているのでした。
家事動線がすこぶる楽になる
水回りをまとめると、家事動線がめちゃくちゃ楽になる。
料理を作りながら洗濯、料理を作りながら風呂を準備するなど、いろいろな家事を同時に効率よく出来るのがメリット。特にキッチンー洗面脱衣所ー風呂が一直線の間取りが使い勝手が良さそう。
建築費が安くコストダウンに
水回りをまとめると、建築費が安く済むとの事。
その理由が水の配管。水回りが一箇所に集中していると配管がシンプルに短く設置が可能であり、コストダウンにもつながります。結果、工事費、人件費も安く済ませて一石二鳥は間違いなし。
水回りの点検やトラブルにも
水回りをまとめると、点検や水漏れ時にも優れています。
定期的に水漏れの点検を実施するために床下に潜るのですが、その時も見る箇所は少なく、また水の不具合発生時にも発見が容易になるかも知れません。そもそも配管が短くトラブル防止にもなります。
●建築費が安くコストダウンに
●水回りの点検やトラブルにも
だから水回りをまとめてるんだね
水回りはまとめなくてもいい
一見まとめた方が合理的だと思いますが、わたしの意見は違います。
家事動線が楽で、安く、トラブル発見も容易であるとなれば本来食いつきたいところですが、実際文字に起こしてよく読んでみると、ちょっと違和感を感じます。別に水回りはまとめなくてもいいんじゃないかなと。
今の時代すべてボタンひとつ
家事動線はホントに楽になるのでしょうか。
私が幼少の頃、洗濯機は二層式、風呂の水は蛇口から出して自分で止めるなど、台所との行き来が頻繁でしたが、今はボタンひとつ押したら終了。今の時代、水回りを集中させるだけでは家事楽にはならないかと。
どれだけ価格差があるか不明
水回りが遠くなると、どれだけコストが高くなるのか明確ではない。
理屈上コストダウンにつながるのは分かりますが、それはどのレベルなのでしょう。何万円?何百万?多分そんなに変わらないと思います。そもそも、その減額分が施主にそのまま反映されるかも怪しいです。
点検時の話は住む人関係なし
点検や修理がやりやすくても、施主には関係ない。
建てる側にとっては水回りが近い方がやりやすそうではありますが、住む人にとってはまったく関係の無い話。この内容が住む人へのメリットとは思えないんです。床下がどうなってようが無意味ですよね。
●どれだけ価格差があるか不明
●点検時の話は住む人関係なし
よく読んでみるとメリットが微妙
なのに水回りをまとめた理由
ごちゃごちゃ言いましたが、実は水回りをがっつりまとめました。
方角的には東。鬼門の北東から南東にかけて、水回りを配置しております。理由としては、ただ分散させる理由がなかったからとしか言えません。メリットは感じないけれども、理由もなく離す必要もないかなと。
まとめて感じた生活しやすさ
なんとなくまとめた水回り、実は正解でした。
当初は特にまとめるメリットなんてないよなーなんて思っておりましたが、いやいやいや、メリットあり過ぎ。水回りをまとめることによってかなり生活がしやすくなりました。その例をあげておきましょう。
キッチンからトイレは頻度多
キッチンとトイレが近いとイイんです。
平日一番長くいるのはキッチン。頻尿のわたしは何度もトイレに行くので、キッチンからトイレが近いのは最高。また、子供がうんち出たよーとか呼ぶと、声も聞こえてすぐ駆けつける事も出来ます。子育てにも最適。
キッチンから洗濯機を何度も
キッチンと脱衣所(洗濯機)が近いのも捨てがたい。
洗濯機なんてボタン押したら終わりと思っていたのですが、あれ?押したっけ?終了ブザー鳴ったっけ?と何度も見に行くことがあります。エラーが出たら気付ける距離にあるってのもイイですね。
キッチンと風呂は往復しすぎ
キッチンと風呂、これが意外に盲点でした。
風呂なんて栓を閉めておいて、時間になったらキッチンにあるボタンを押すだけって思ってたのですが、心配性なので結局ボタン押す前にちゃんと栓がされてるか見に行くんですよね。これは性格にもよりますね。
キッチンより洗面所で手洗い
キッチンと洗面所が近くてイイのはうちだけかも。
うちのキッチンには食器用洗剤しかありません。肉とか魚とかを調理して、本気で手を洗いたい時は洗面所に行きます。キッチンにハンドソープ置けって話なんですが、それが嫌なんですよね。
トイレを出たら洗面所で洗う
トイレと洗面所を近くするのはもはや定番。
トイレ内の手洗いは不要派の私にとって、トイレと洗面所は隣りあわせが基本。結局トイレ後は、トイレ内の小さい手洗いなんて使わず、隣の大きな洗面所でバシャバシャ洗ってます。これおすすめ。
風呂前と風呂中にトイレ行く
トイレと風呂は近いのはもう当たり前。
スーパー銭湯の中にもトイレがあるように、風呂の前、風呂の途中でトイレに行きたい事多々あります。特に子供は。風呂の途中でおしっこしたいなんて普通に結構ありますからね。近くて良かったと思います。
洗面所で洗って洗濯機に投入
洗面所と脱衣所(洗濯機)が近いのはテッパン。
もともと洗面脱衣所と呼ばれるぐらい、このふたつは一心同体。汚れた服を付け置きした後、上靴を洗った後に洗濯機にぶち込む。いわゆるスロップシンクみたいな扱いを洗面所も兼ねれます。
風呂上がりに洗面所で歯磨き
風呂と洗面所が近いのも捨てがたいところ。
歯磨きって風呂でする人もいるでしょうが、わたしは洗面所でしたいタイプ。風呂上がりにそのまま洗面所で歯を磨く。こんな完璧な生活動線は今まで見たことがありません。風呂でぐちゅぐちゅするのは微妙。
脱衣所で脱いで風呂へドボン
脱衣所(洗濯機)と風呂が近いのは普通ですよね。
脱いだ服をそのまま洗濯機に入れる→素っ裸で風呂にドボン。最近は脱衣所に洗濯機がないパターンも見かける時がありますが、わたしはこれが好き。あわよくば風呂の残り湯を使ったり出来ますから。
●キッチンから洗濯機を何度も
●キッチンと風呂は往復しすぎ
●キッチンより洗面所で手洗い
●風呂前と風呂中にトイレ行く
●風呂上がりに洗面所で歯磨き
トイレと洗濯機だけはなかったな
水回りをまとめた間取りが吉
なんとなく水回りをまとめただけでも使い勝手のイイ家になりました。例えば、キッチンから風呂まで一直線、回遊動線の間取りなどもっと使いやすい間取りがお好みなら、プロに間取りを依頼してみましょう。
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まとめなかったらヤバかった
後ほど気付いた事でしたが、水回りはやっぱりまとめて正解でした。
目に見える使いやすさは先に記しましたが、今普通に過ごして気にならない事が、おそらく水回りを集結させた事でイイ方向なっているのではないかと思う事があります。まとめてなかったら逆にヤバかったかも知れません。
臭いの問題が一方向で快適に
空気の流れが一定方向で、和室やリビングが快適。
水回りには洗面所を除き換気扇(排気口)があり、和室とダイニング横には24時間換気の自然給気口があります。図でみると西から東に空気が流れ、水回りの臭いがすべてリビングを通過しない仕組みでした。
音問題に悩まされず家庭円満
水回りのうるさい音も、なるべく遠ざかっている。
水回りはすべて不快な音がする場所です。くつろげる和室やリビングから一番遠ざける事で、和室やリビングがのんびり過ごせてます。これが固まっていなければ、そこら中から音がする事になってたでしょう。
真冬のお湯出ない問題もなし
水回りが近いと、冬のお湯の供給にも問題ありません。
エコキュートは風呂の外に設置されて、ここから遠ければ遠いほどお湯が出るのに時間を要します。今以上に離れてたらお湯出るまでめちゃくちゃ水捨ててたでしょうね。今でも洗面所は遅いと思いますので。
●音問題に悩まされず家庭円満
●真冬のお湯出ない問題もなし
注文住宅を建てる際、水回りをまとめるか否かについてのお話でした。世のメリットだけを見ると別に離れててもいいじゃんって思いましたが、やっぱり近い方がイイとの結果でした。特に理由がなければ、水回りはまとめた方がイイかと思います。
今回の記事を読んで考えた結果、水回りはやっぱりまとめました!って言われる日を心待ちにしております。
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